時間も仕事も人生も。コントロールするのは結局自分しかいない。

昨年2017年はあまり読書ネタ書けなかったんですけど、本屋やAmazonで気になった本を手にとってはいろいろ影響されまくり、な1年でした。

実際に、試行錯誤して「自分にとってもプラス」と判断するには時間がかかるのが習慣、ですが、多くを学ばせていただいた一冊をご紹介。

場所や時間、会社にもだれにも縛られない生き方って?

ちょっと前に「ノマドワーカー」って言葉が流行りましたね。

SOHOなどの小規模オフィス、さえ持たずに、カフェやコワーキングスペースで仕事をする方々のことですね。

さらにその先の考え方で、「暮らしの拠点さえも」世界中に複数あったほうが、自分らしい自由な生き方ができる、ということを実際に実践し続けている2人の男性のライフスタイルをそれぞれ自ら紹介している本です。

いやいやそんなことできるのは、ほんの一握りの〜と諦めることなかれ。

多くのビジネスに携わる人にとって、考え方を大きく転換させる「きっかけ」になる一冊だと思いますよ。

何を優先して生きるか?の振り幅が急速に変化している

著者たちのように、ハワイやニュージーランドに住み始めれば「なんかオレ、変われる」とか、そんな話しではありません。

例えばサーフィンが好きでハワイに移住したい、と思っている人は多分日本中にいるけれど、それを実現し継続するためには、リサーチ能力も必要だし、もちろん最低限の経済力も必要不可欠。

それを実現させるためには、若いうちにどのようなスキル・人脈を身につけておく必要があるか?そして「夢」を実現するための強い意志、というより「セルフマネジメント能力」を養うべきだ、というのが彼らの伝えたいことだと思います。

「何を優先して生きていく?」の答えが多様化し、振り幅も大きくなっている時代です。

だからこそ、いろんなハードルは下がってきていても、実現するには結局自分の人生をキッチリ見つめ直し、スケッチで輪郭を少しずつ描きながらリアリティを増していくように、少しずつ「理想」を浮かび上がらせていく能力を身に着けなければならない時代、なのかもしれません。

それって「長期の休暇を取るために、上司を納得させるためにこのプロジェクトをキッチリ仕上げよう」とか、「残業ゼロでもしっかり成果を生み出すぞ」とか、ごくごく普通の会社員がちょっとやる気出した時に考えた、の延長線の先には必ずあるような気がするんですよね。

仕事もやりたいこともコントロールできるのは、結局自分しかいない

私も、起業してから、少しずつではありますが顧客の数も仕事の量も増えてきました。

大変ありがたいことです。

だけど、前年の、例えば仕事の量が2倍になったからと、働く時間を倍にしたら、「初老」のオッサンのカラダはとても持ちません。

だからこそ日々の時間の効率化を図ったり、「本当に、自らがしなければならない仕事」を選別していく必要があります。

そしてそれを効率化することで、かける時間は減らして可能な容量を増やさなければ、と感じていた頃にこの本に出会えたのは幸運でした。

彼らのように飛行機で世界中を飛び回ったりすることはできないし、その気も全くありませんが、WEB制作も、スマートフォンとノートパソコンがあればどこにいても大抵のことはできてしまう業種です。

だからこそ、自分自身を俯瞰しながら、直感的にプラスになると感じたスキルやツールをどんどん取り入れて、本当に大切なことに時間を費やしていく。

今年もさらに実践していければなぁ、とお正月に改めて読み直した一冊でもあります。


モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには/本田直之・四角大輔

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