学生の頃、レポートをまとめるのが苦手で登校拒否気味だった私が言うのもなんですが、伝えたいことを的確にまとめるには、情報を整理してまとめることがとても重要です。
ホームページの場合にも、ユーザーの興味がある分野ごとに情報を整理し、導線を計画すべきだと思います。
特にホームページリニューアル制作の際に私が意識的に提案している「階層化」についてまとめてみます。
トップページとグローバルナビゲーションの位置づけ
仕事柄、10年以上前に制作されたであろうホームページを拝見することが多いのですが、メインビジュアルとグローバルナビ、というトップページが多いですよね。
よくてその下に社長さんの挨拶文と顔写真、ぐらいのシンプルな構成で各ページに飛んでいってください、というような。
当時はインターネットの表示速度もまだまだゆっくりでしたし、大きな画像を何枚も同じ貼るなんてご法度、1ページあたりのデータ量にも結構配慮した構成でした。
けれどスマートフォンが普及して通信速度も飛躍的向上し、1ページに載せられるデータ量も増えた今、「他のページに移動する」というのが一番の遅延行為だったりします。
ユーザーの目的に応じてトップページに載せるべきは載せて、他のページに移動させるにはその滑走路をトップページ内にしっかり用意してあげる必要があるのかと考えています。
導線を意識したメニューやページ構成
「初めての方へ」というページを作成し、サービス内容をフロー順にまとめて、そこから各説明ページにリンクを貼っていくという考え方があります。
しかし「初めての方」が1回サイトへ流入しただけでお問い合わせやお申込みまでアクションしてくれる、というサービスは少なく2回め以降の導線も検討するべきです。
そうなると「初めての方へ」は別にして「サービス」というユーザーが1回めで知り得たサービス以外の内容を階層化してまとめたページ群や、「会社案内」といった意思決定を確実にさせるためのページを上手にまとめておく必要があります。
5つ以上の選択肢は、迷わせるために設置しているようなもの
多様なサービスを展開する企業のホームページなどでそのサービスをどのようにわかりやすく伝えるか?
アトラボでは6つ以上、となるとサービスを階層化するようにしています。
なので、6つ以上のサービスのアピールしたい優先度を確認するうえで下記のような質問をクライアントに投げかけます。
- そのなかで「3本の柱」と言われたらどれを選びますか?
- 現状は売上は小さいけれど今後一番拡げていきたいのはどれですか?
- ターゲット層で分けるとしたら、2つですか?3つですか?
その意見を尊重しながら「その他」というメニューやページを作らないように構成をまとめることが多いですね。
まとめ:部門が多い会社のコーポレートサイト、自信があります
事業規模はそれほど大きくなくても提供したいサービスや分野がものすごく多い、という企業体は結構ありますよね。
例えば、漢方薬局やノベルティグッズ販売、食品卸業などなど、上記のようにサービス内容の階層化に時間をじっくりかけてホームページ構築をお手伝いしたことがあります。
そんな企業において、ホームページリニューアルのご予定ありましたら、ぜひアトラボにご相談ください。
スッキリとした構成ご提案できます!