ホームページを作成してアップしたら、それをたくさんの人に見てもらい、目的達成の可能性を高めるための施策を打って行かなければなりません。
作ったら終わり、ではないのがWeb戦略の難しいところですが、積極的に動くのであれば、現段階では大きく二つに分かれると思います。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンをユーザーが使うのを前提に、その検索結果をなるべく上位になるよう施策を打つのが「SEO対策」ですね。
これについては以前書かせていただきました。
それに対して、あるキーワードで検索をかけてもらえば、自動的に検索結果の1ページの最上位またはサイドに表示されるよう、有料で広告を掲載することができるのが「リスティング広告」ですね。
ホームページを立ち上げた「目的」を達成するためには、まずはホームページの存在を少しでも多くの人に認知してもらう必要があります。
そのためには前述の二つはいずれも非常に有効な手段と言えます。
しかし目的は一緒であっても、効果についてはそれぞれ異なるように思います。
SEO対策は中長期的なファン層を獲得していく感じであって、それに対してリスティング広告は「しかける」「キャンペーン」といった短期的な戦略という感覚があります。
「どちらがいいですか?」とクライアント様に問われることもありますが、これは業種や目的、ターゲット層によって比率が異なるのではないでしょうか?そして厳密に言うのであれば、両方を上手に組み合わせることで効果を確認していくべきだと考えています。
どちらに比重を置くかという部分、非常に難しいところですが、確実に言えることは、それ以前のコンテンツの充実こそ最も注力するべき点だと思います。
よりよい情報を提供することができなければSEOでアクセスを伸ばしたり、今欲しい客をリスティングで呼び寄せても、パソコンやスマホを目の前にしているその人は、情報が乏しかったり、使い勝手が悪かったりすればすぐ他のサイトへ移動してしまうのですから。
またGoogleなどの検索エンジンのアルゴリズムや広告の傾向というのは流動的なものであり、それに対してコンテンツの充実は積み重ねていけるものなので、個人的にはサイトの密度を高めることこそ「効果」への近道と考え、ご提案させていただいております。