新規やリニューアルのご依頼をいただいたホームページの構成を検討する際には、必ず「ターゲットとなるキーワード」を想定します。
クライアントからご指示いただくキーワードは、商品名であったりサービス名であったり、ということが多いのですが、それだけではホームページのアクセスは増えません(涙)。キーワードの検討をする際の、4つのアプローチをご紹介。
ターゲット層意識型
まもなく不惑を迎えつつある中年男性が20代女子スタッフの会話にだんだん疎くなるように、年代ごとに「検索にかけるキーワード」って微妙に異なる気がします。
また店舗などであれば来店を希望する客層が「高所得層」とか「県外からの観光客」とか「宴会プランを探している」とか、ニーズによって「検索にかけるキーワード」が当然異なってくるはず。
アトラボの場合には、千葉県内の個人事業主様や中小企業様のホームページの制作や管理・更新等が主業務なので、千葉県内の「市町村名」と「ホームページ制作」「SEO対策」「スマホ対応」などを組み合わせて検索するお客様が多かったりします。
競合他社模倣型
同じ地域や価格帯などで「同業他社」が非常に多いケースの場合、そこにホームページリニューアルで「打ち勝つ!」って場合には、最低限抑えなければならないキーワードがあるはずです。
他社が「meta keyword」に設定していたり、ホームページのtitleに盛り込んでいるキーワードぐらいは、意識したホームページ構成にしておくべきだと思います。
流行追従型
TwitterやFacebookなどでも話題になっているキーワードの検索が急上昇することがあります。
雑記や芸能ネタのブログなんかがいち早くトピックスをアップするのは、この検索の急上昇を狙っての動きですよねー。
「検索する人ありき」で考えると、最近オープンしたばかりの近くのスポットに関わる記事を掲載したり、今日ニュースになった商品に対する思いを書くだけでも「ホームページを見てもらえる可能性」は飛躍的にアップします。
コーポレートなサイトほど、ゴシップな感じのキーワードは載せづらいですけど、そういう意味では社員ブログなんてあると、いろいろとトレンドに結びつけて検索結果に食い込ませることも可能なのかもしれません!
スモールキーワード連発型
弊社の場合でいけば「ホームページ制作」ってキーワードは、「ビッグキーワード」に当たりますが、そこに例えば「九十九里町 ホームページ制作」と母集団が一気に小さくなるキーワードを加えることで、検索結果上位に表示させることがしやすくなります。
しかも競合する同業他社の確率も低くなるので、比較的長いスパンでの集客が見込めるのも、いわゆる「スモールキーワード」の利点です。
様々な「スモールキーワード」のためのページを作成したり、文章内に出現させることで検索結果によるアクセス数を増やす施策を「ロングテールSEO」と言ったりもしますね。
キーワードを決めてからサイトマップや構成を決める
これらのアプローチで「キーワード」を想定し、どうしたらその「キーワード」を増やせるかを想定してホームページの構成を考えます。
アトラボと同じく「千葉県内の各市町村にお客様がいるし、増やしていきたい!」ってニーズがあれば「ターゲット層意識型」 のアプローチで、「市町村別◯◯一覧」というページがあれば、それだけで市町村名のキーワードがホームページ内にたくさん増えますよね。
観光施設や宿泊施設であれば、イベント開催や新規観光スポットオープンの「需要」を想定して、「流行追従型」のアプローチでブログの設定・運営を薦めるようにしています。
検索結果の順位は「黒子のような誰かがいじっている」って訳ではなく、それぞれのサイトの価値を機械が決めているのが前提。
ですので過去はともかく、現代においては「有益な情報」となるように、キーワードを選定し文章や内容を構成するのが、アクセスアップ・WEB集客においては一番大事と考えていいと思います。
※今回の話は「キーワード」って行っても「meta keyword」を何にするか?って話ではありません。
Googleのエライひとたち曰く、もうだいぶ前から「meta keyword、ほとんど検索結果に影響させてないよー」と言われてますし。
あくまでも、特定のキーワードやそれに関わるフレーズを、見出しや文章のなかに盛り込むことで、それらの検索結果の上位を目指そう、というものですので、あしからずー!