【ホームページ制作のポイント】その文章やボタンが導きたいのは?を重視する。

クライアントとホームページのデザインを打ち合わせしていると「メニューがあるからこのボタンはいらないんじゃない?」というご意見をいただくことがよくあります。

弊社のホームページデザインは、セオリーとして、一番最初の画面(ファーストビュー)にはメニューが設置されていますし、スクロールしていって一番最後にもメニューリストを設置することが多いので、そのように感じるのかもしれません。

けれども、きちんとそのボタンの設置理由を説明すると、クライアントにはそのまま受け入れてもらえます。今日はそのあたりについて。

前提として「初めての方」を迷わせない

デザインの打ち合わせを重ねていると、担当者もクライアントもその案について「見慣れてくる」せいか、シンプルさを追求して「自分自身または自分が想定したユーザーの動き」だけで余計なものを排除しよう、というフェーズが結構あります。

なんですけども、あらゆる方が訪れるのがホームページ、冒頭の画面のような「つかまり立ちの赤ちゃん」は誇張が過ぎますけれど、初めて訪れた方がどのような動機でホームページを訪れているのかを多方面から想定したうえで、欲しい情報にたどり着きやすいホームページであることが重要と考えています。

トップページが全ページへの「入口」となるように

その意味で「トップページ」という一番メインとなるページは、ユーザーの目的に応じて「まずどのサブページを見てほしいか?」を選択するページとも言えます。

グローバルナビ、という一番目立つところにあるメニューのなかからいずれかをクリックしてくれればいいのですが、初めて訪れたホームページでそこを選択する方ってどれくらいいるでしょうか?私個人の感覚では、おそらく10%いるかどうか?な気がしています。

では残りの90%は?というと画面をスクロールしていきます。その際に各段落にそれぞれ他のページへ誘導する見出しや、その内容や考え方の概要を説明する文章のうち興味のある段落でスクロールを止めます。

その文章の内容に興味をかきたてられ、添えられたボタンをクリックする、というのが流れとして自然な気がします。

ホームページにおいて、トップページは、ターミナル駅やハブ空港のようなイメージでしょうか?そのようなイメージを持って様々なユーザーを想定しながらトップページのデザインをまとめていきます。

そのページを見たユーザーの次の「欲求」はどこに?

もちろんサブページについても同じことが言えると思います。

商品のページを見た後に、「どうしたら購入できるんだろう?」という場合には次に求めるのは「商品購入の流れ」について書かれたページかもしれませんし、すでに「お問い合わせ」をしたい、と問い合わせフォームのページへのボタンを探し始めているかもしれません。

あるいは取引をしていい企業かどうか「会社概要」の書かれたページを探すかもしれません。

数ページ見ていくと、各ページに共通にページ頭の目立つ部分に設けられたグローバルナビがようやくメニューとして認識され始めていきます。

グローバルナビをクリックしていろんなページに、というのはこのような段階で動き出す動機と考えており、「初見では押しづらいけど、ユーザーの欲求に対してよりわかりやすいメニュー名」である必要がありますね。

まとめ:ユーザーの動きを想定した構成を最優先する

クライアント自ら作成したホームページやWEBデザイン初心者の方が作成されたホームページを見ると、ビジュアル重視だったり画像のインパクトを狙いすぎたりして、このようなユーザーの動きを想定したメニューやボタンの設置だったり、それに導くための文章かどうか、という点が不足していることが多いです。

アトラボでは公開後のユーザーの動きをしっかり想定して、ホームページを構築していくので想像よりちょっとお時間をいただくかもしれませんが、しっかりと効果のあるホームページに仕上げていきます!

ご興味ある方はぜひ当社ホームページや制作実例を上記のような視線でご覧くださいませ〜

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