「Webサイトのリニューアルを考えよう!」と社内で議題が上がった場合。デザインをもう少し元気な感じに!とか「見ため」の話で盛り上がるパターン多いと思いますが、断言します。大事なのはデザインをチョコチョコ返るよりもユーザビリティ―。
Webサイトにおけるユーザビリティ―とは?
Webサイトの使い勝手のよさのこと。そのページを訪れた利用者(ユーザ)がどれだけ快適に操作できるかを意味しており、ページ内の文章やボタン・画像などの各要素のわかりやすさや大きさ・配置、操作の学習しやすさ・覚えやすさ、ページ間移動の効率のよさ、ページの読み込み時間の短さなどの観点から評価される。WebサイトのWebユーザビリティを向上させると、利用者がそのサイトを再訪問する確率を押し上げるほか、電子商店では商品の購入率を上昇させるなどの効果もあるとされている。
(IT用語辞典 e-Wordsより引用)
Yahoo!JAPANやMSNなどのポータルサイトや、Amazon・楽天などの電子モール的サイトは非常にユーザビリティーが追及されたサイトと言えるでしょうね。
なぜユーザビリティを見直す必要があるのか?
もちろん、Webデザイナーは「見ため」だけでなく「使い勝手」のよいサイトになるようデザインするのですが、これは時が経つにつれて変化していきます。具体的な例として…
デバイスの進化に伴う使い手の変化
10年前にはiPadのようなタブレットがこれだけ市民権を獲得し、誰もがスマートフォンでネットにアクセスする状況は想定されていません。
今では「モバイルファースト」という言葉があるほど、パソコンより小さな端末でサイトを見た場合のユーザビリティ―が重視されるようになりましたし、そこを分けてデザインする場合も多々あります。
度重なる更新による情報の埋没
キチンと更新されているWebサイトであれば、それらの内容を新たに構築しなおす必要性が高い、という場合が少なくありません。
また当初はクライアントにもユーザーにも重要なコンテンツと思い主要な部分に設置していたものより、新たに付け加えたものの重要性が急上昇することも決して少なくありません。
このような理由からユーザビリティを見直し、サイトをリニューアルすることで、デザインソースを変えなくても、「集客」や「売上」につながる力が強まることがあります。
限られた予算のなかでWebサイトのリニューアルをするのなら、まず「ユーザビリティ」を見直してみたらいかがでしょうか?