ホームページのメインカラーはどうする?「同業他社」に埋没しないためのカラーリングとは?

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ホームページの新規作成やリニューアルの際、デザインなどはおまかせいただくことが多いのですが、「メインカラーはどうしますか?」という質問をするようにしています。

もちろん経営者の考え方によってさまざまな回答があるんですけど、よくある話として「業種としては○○」って多いですね。

圧倒的に多いのは「青」「緑」さてその理由とは?

青は信頼感、清潔感、安定感、冷静さなどをイメージさせるので、企業系のWEBサイトではホントに多いですよね。
空の色ですから、大抵「背景・青」っていうと安定感ありますし、背景色に使われやすいということは、デザインでも多用される色と言えます。

学校・医療関係・夏や海に関連するサイトでは特に多いですね。
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緑は自然や癒しを感じさせ、環境に優しいイメージもありますね。森や植物を連想させ、バランスや健康なども連想させる親しみやすい安心感を与える色と言えます。

こちらも学校、医療機関多いですけど、建築や化学系などでも多いですよね。観光だと、春や山に関連するサイトにも見られますね。

業種・業界によっては青ばかり、緑ばかり、って感じもしなくもないですけど、実際ユーザーがその色合いを見たときにはどう感じるのでしょうか???

同業他社に埋没しないか?照らし合わせる

例えば夏の海に遊びに行こう!とそのエリアの海水浴場のWEBサイトを検索していくつかピックアップ。
さらに、海の家情報であったり、各種イベント情報をチェックするとします。

夏の海となれば、大抵のサイトは青メインだったりします。夏の海の色・空の色、画像一枚あっただけでも青い印象ですよね?

やっぱりココに新しくサイトを作るのに「青い」WEBサイトを作っても目立たないだろうなーってことは想像できると思います。

けれど夏の海を表現するのに、青じゃなくて何?って話になりますよね。

ではどうするか?

同業他社とカブらないためのカラーリングあれこれ

たまにはアトラボの制作事例と合わせてご紹介してみます。

画像を多用する

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まさに前述の例なんですけど、青メインの夏海・夏空の上にさらに画像を載せています。
子供たちの水着やスイカの色が原色に近いメニューの色たちと調和して、視点がいくよう狙ったつもり・・・。

彩度・明度を上げる・下げる

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不動産業者のWEBサイトリニューアル。
以前も緑がメインカラーでしたがどちらかと言えば「深緑」て感じでした。
んで、彩度を下げて明度を上げて「落ち着いた薄めの緑」にして、リニューアルを強調してます。
ちなみに、競合する他社でも緑を使うところ多いんで。

面積を大きくする・小さくする

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観光協会のWEBサイト。こちらも海を意識せずにはいられないので青メインですが、こちらは彩度も明度も高め。
それだけでは調整しきれないので、横幅いっぱいの画像を使って相対的に面積を小さくしています。

ファーストビューは、セオリーをはずす

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バーベキューができる海の家のWEBサイト。「海でできる」が売りなんですが、ファーストビューで使った画像はあえて「チラリとしか」海が見えません。ロゴも深めの赤茶で、どちらかと言えばBBQの色のイメージです。

長ーい1ページのサイトなんですが、スクロールしていくと見出しや画像などに海の画像と彩度低めの青が徐々に増えてくる感じにしております。

たいしたことないけど、意識してるかどうかが大事

いくらそのサイト自体が「信頼感がある」「落ち着いた印象」「業種として適切」であっても、見比べるための情報である以上、競合する他社との差別化は、もっとも重要な要素だと思ってます。

そのために、セオリーは抑えつつどこで個性を出すか?ってところを考えるために、あえて初めの打ち合わせの際に「メインカラー」聞くんですよね。
ある意味、クライアント様の予想も「上回る」個性がWEBデザインには必要なんで。

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