ホームページでの商品説明、ホントにPDFファイルでいいんですか?

自動販売機はお金を入れてボタンを押すと、当然ですが商品が出てきますよね。

インターネットでGoogleやBingなどの検索サイトで出てくる検索結果をクリックするとホームページが出てくる、と思いきや、…出てきたのがPDFファイルのリンクだった…ってことはありませんか?

今日はそんなお話を。。

一応…PDFファイルとは?

PDFは、「Portable Document Format」の略で、データを実際に紙に印刷したときの状態を、そのまま保存することができるファイル形式です。どんな環境のパソコンで開いても、同じように見ることができる、「電子的な紙」なのです。

通常、WordやExcelといったアプリケーションソフトで作成したデータは、同じソフトを持っていないと開くことができません。データを相手に送っても、見てもらえないこともあるのです。また、作成したパソコンとは別のパソコンで開いた場合には、フォントが置き換わってしまったり、レイアウトが崩れてしまったりすることもあります。ところがPDFなら、相手がどんな端末でも、情報をそのまま共有できるのです。

そのため、最近ではパソコンなどのマニュアルなどにもPDFが利用されています。マニュアルを紙で作成すると、紙代や印刷代などさまざまなコストがかかりますが、PDFなら紙のコストもかかりません。ユーザーとしても、紙の管理がなくなり、必要な時にいつでも取り出すことができます。

さらに、PDFは文字情報を持っているため、キーワードを使って中身を検索することもできます。紙のマニュアルでページをめくりながら探すよりも、知りたい情報のあるページが見つけやすいのです。

(富士通ホームページより)

ビジネスライクにパソコンやタブレットを使っている方なら知らない方はいないと思いますが、改めてどんなものか調べると、非常に扱いやすいファイルの種類、という印象の書き方が多いです。

「このチラシ、そのままホームページに載せといて」

「この申込書、WordとかExcelよりもPDFにしておいたほうがダウンロードしやすいでしょ」

と上司からの指示をまさに「そのまま」ホームページに載せられるファイル形式がPDFファイルと言えますね。

ホームページのお知らせ欄にそのままPDFファイルを載せたい、ってご要望、弊社もよくいただきます。

なんですけれども…

商品詳細ページとしてPDFファイルのリンク集を作ると…

小売業でも卸売業でも製造業でも商品の特徴やスペックを掲載するのに、ホームページに商品の詳細ページを作ろう、というお話ありますよね。

その際に「このカタログ、そのままPDFファイルにして載せてリンクだけ貼っておけば?」という非常に効率を重視した指示をいただくことがあります。

商品名も特徴もひととおり載っていますし、紙媒体をスキャンでなくWordやExcel、Powepointなど作成した文書ファイルから生成したPDFファイルであれば、ホームページ上に載せておくと、各種ブラウザは「文章」として認識、検索エンジンも掲載されているテキストをベースに「検索エンジンのインデックス」に登録してくれます。

…ところがこれが、ホームページのユーザビリティという視点においては非常にマイナスになる可能性を秘めています。

PDFファイルにはリンクボタンを設置できません

通常のホームページの商品詳細ページであれば、当然画面の上部に御社の社名も掲載されていますし、商品内容を掲載しているページのあちこちに「お問い合わせはこちら」というフレーズとともに「お問い合わせフォーム」ページへのリンクや電話番号も掲載されていると思います。

なのですが、当然ながらPDFファイルには「リンクボタン」は原則として設置できないのです。

つまり検索結果に表示されたPDFファイルをクリックした方は商品内容は把握できたとしてもそこからお問い合わせページへいくのは相当困難なフロー、となり得ます。

ブラウザのURLの欄の「◯◯◯.com/…/…/…/….pdf」の下のほうを削ってホームページにたどりついてくれるユーザー様であれば問題ないのかもしれませんが、PDFファイルではなく、きちんと商品ページのある企業が同じ検索結果にあった場合にはどうでしょうか?

…使い勝手のいいホームページを運営する企業は、取引先として魅力的に映るものです。

まずはPDFファイルで、という考え方は全然いいと思いますが、その内容から集客を、ということであれば、ホームページの見直しポイントとしてぜひチェックしていただきたいです。

まとめ:目的と趣旨にあったPDFファイルの掲載を

もちろんユーザーにダウンロードしてもらい印刷して活用してもらえる、きちんと連絡先が明示されている、状態であれば目的と趣旨にあっていればPDFファイルをホームページに掲載するのは全然アリです。

ただ、上記のようなユーザビリティへの配慮や、掲載期間が終了しているのにサーバー上にデータが残ってしまっているなどの情報管理をしっかりとおこなっていきたいものですね。

このような「考えてみれば…そうだよね」という部分についても、しっかりとサポートさせていただきながらアトラボではホームページ制作させております。

お心当たりありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ〜!

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