世界中のWebサイトのうち35％に利用されている、というデータもあるほどCMS(コンテンツ管理システム)で圧倒的なシェアを誇るWordpress(ワードプレス)。
確かに弊社でもホームページ制作、となった場合、だいたい半分はWordpressでサイトを構築している気がします。
メリットが大きいので、お見積りの段階でほとんどの企業に提案していますが、そうでないケースも。。
あくまで弊社なり、しかも現段階のイメージではありますが、「(積極的にWordpressを)おすすめしない場合」をまとめてみました。
いわゆる「ひとり社長」の場合
起業されたばかりで、これからどんどん事業を拡大していきたい、社員も増やしていきたい、というタイミングでは、社長自らホームページを更新する、というのはちょっとむずかしいのかな…という気がします。
集客すべき顧客への情報発信も、人材募集のコンテンツづくりも、ブログやSNSを使ってのマメな更新姿勢も、アウトソーシングしたほうが、「経営」に集中できそうな気がしています。
フリーランスのWEBデザイナーや「読ませる」ことが新たな価値を生み出す、メディア運営、といった業種でない限り、Wordpressの機能は、このフェーズでは、あまりおすすめしないです。
「名刺代わりのホームページ」の場合
WEB上に自社のホームページが存在することが、「会社がある」という価値に等しくなりつつある時代です。
ですから起業されたばかりで、だけど社員も仕事もたくさんある、つまりホームページに頼らないで会社が成り立っているけれど、「ないよりあったほうが」とホームページ制作をご依頼いただくケースも、もちろんあります。
そんな場合には、Wordpressによる更新機能が果たして意味があるのか？というご意見いただきます。当然の判断だと思われますので、あまりおすすめしないです。
記事更新が不向き、な場合
WordPressはご存知の方も多いと思いますがそもそも「ブログシステム」なので、ブログで長文を書くのが苦手、さらに「プレスリリース」的な記事更新ではインパクトが出せない、という業種には、「更新できる機能」という意味合いが薄い気がします。
更新管理業務もおこなっていて感じるのですが「キャンペーン」とか「期間限定売出し」あるいは、今年のように「新型コロナウイルスへの弊社の対応」といった内容をWordpressのデフォルトの機能だけで更新しても、「物足りない」というケースがすごく多い気がします。
さらに更新の頻度自体が少なそうなケースにおいては、管理業務としてその都度請けたほうがメリットが大きいと考え、あまりおすすめしないですね。
SNS情報発信がすでに強い場合
クライアント様のなかには弊社にホームページの制作やリニューアルをご依頼いただく時点でFacebookやTwiitter、InstagramといったSNSを上手に活用し、バズったり、たくさんのフォロワーさんを獲得していたり、毎日こまめに情報発信している方もたくさんいらっしゃいます。
その場合にWordpressでの更新って、「新しく覚えなくちゃいけない」という時点で結構ハードルがあがるようです。
多くのSNSがスマートフォンで一連の流れで手短に更新できるのに対して、やっぱりWordpressだとパソコンを開かなくちゃいけない、が現実的です。
そんな方にはSNS更新ありきのホームページの構築を進め、Wordpress積極的にはすすめないですね。。
まとめ：ホームページの機能も「てんこ盛り」がベストじゃない
WordPressも実装することで、メリットばかりでない、なによりプラスすることで費用的にはプラスとなります。(テンプレートテーマを利用すれば安い！て業者様もいると思いますが…)
ならば、不要な方や持て余しそうな現状、他の手段も持っている方には薦めません、当然といえば当然なんですが。。
なんとなーく「よくわかんないけど、ほかも入れているならウチも」という傾向が強い国民性ではあるので、そこは「ホームページの数年後の未来」を想像しつつ提案するよう心がけていますので、どうぞご安心ください！
あ、もちろんWordpressをカスタマイズし、オリジナルテーマでたくさん制作もさせていただいておりますので、Wordpressでのサイト構築をご希望の方はこちらをご覧くださいませ〜！
