「誰に対して?」を考えるべき!企業ホームページでの事業案内ページのまとめ方。

弊社ホームページ内の「会社案内ページ」を刷新した際に書いた下記の記事、結構読まれています。

企業のホームページにおいて、トップページや事業案内ページを閲覧したユーザーが「購入したい」「取引したい」という気持ちになったときに、...

初めてホームページを作る方、企業向けは初めてというデザイナーさんとか読んでくださっているんですかね―。

というニーズがあることを再認識させていただきましたので、企業ホームページ=コーポレートサイトにおいて、「会社案内」の次に必須な「事業案内」ページについてまとめてみようと思います。

事業案内ページの目的と役割

企業が展開している各種事業の紹介や案内、を載せるのが「事業案内ページ」と捉えますと、目的や役割は実にさまざま、です。

なぜなら、企業ごとに、いや同じ企業でもそれぞれの部署の担当者毎に異なるはずです。

また、達成したい目的のフェーズによっても、強調すべき内容が異なってくるので社内の意見を一致させるのが困難なページ、と言えるかもしれません。

けれどもけれども。

BtoCでも、BtoBでも、基本的には取り扱っている商品やサービスを対象となるユーザーに合わせてわかりやすく紹介するのが「事業紹介」ページの大きな役割であり、そこから情報を提供されたユーザーを何らかのアクションに導くのが、事業案内ページの大きな目的、と言えるのではないでしょうか?

よく見かける「残念な」事業案内ページ

ホームページのリニューアル制作をいただく際には、当然ながら既存のホームページを拝見させていただくのですが、その際正直「…?」となってしまう事業案内ページのなんと多いことか…。

いくつかの共通パターンがある気がしますので、下記に羅列してみます。

専門用語が多いだけでなく、専門用語で分類されている

事業案内なので当然ながらその分野の商品やサービスをどう取り扱っているのか?

この点において専門的なお話にならざるを得ないのが、事業案内ページ、ですよね。

専門用語でも、ターゲットとなる層が「検索してくるぐらい認知度のある言葉」であればいいのですが、「社内でも技術者・営業担当しかわからない専門用語」の羅列になってしまうと、正直読んでいてわからなくなってしまいます。

さらにその専門用語ごとに分類され、段落として分けられていたり、ページが遷移するとなると、情報を取りに行く側のハードルを著しく上げてしまうことに…。

事業を案内したいのに「ユーザーを跳ね返してどうする?」って感じる事業案内ページ、とても多い気がします。

ターゲット層も多様なのに、会社の部署ごとに分類されている

幅広く社会に貢献するような商品やサービスを事業として展開されている場合には、そのターゲット層の裾野も広い、というケース多いのではないでしょうか?

…あ、ホームページ制作会社のように、どんな業種のホームページ制作もいやいや印刷物のデザインも、なんて企業は結構あると思います。

例えばそんなホームページ制作会社の事業案内ページが、「ホームページ制作」「印刷物製作」という分類ではなく、「デザイン」「コーディング」「営業」みたいに分類されていたら…。

「結局何してる会社なの?」

って意見、というかツッコミが返ってきそうですよね?

各部署でホームページに載せることまとめておいて〜」なんて指示を出して、それをそのまま載せてしまっている、というような事業案内ページも、なんだか多い気がします。

「何が」だけで「誰に」と「どうする」が書かれていない

取り扱っている品目だけを並べて、対象を特定していないというケースも多いですよね。

例えば「建物」という言葉に対して、新築・リフォームもありますし、修繕・改装、も販売・賃貸・分譲も「事業」としては別物ですよね。

さらには個人向けであれば、建物もファミリー向けのマンションなのか、サラリーマン大家さん向けの空き家なのか、取り扱っているターゲット層がわからなければ「?」となってしまいます。

…ここまで極端ではなくても、事業案内ページにおいてテリトリーの紹介具体的なサービスが何か触れられていないことも多い気がします。

実際には主要な事業があるのに、全部均等に紹介されている

1つの企業がさまざまな事業を展開していることをよくあることです。

「〜建設」とか「〜運送」、あるいは「お食事処〜」など、事業内容が一目でわかる企業名や屋号であっても、それだけ、とは限りません。

だからこそ、事業案内ページで紹介したい!ってお気持ちはわかるのですが、主要な事業と「これもやってるよ!」的な事業ってあるんじゃないでしょうか?

この複数の事業を展開している企業の、「主」と「副」だったり「親」と「子」だったりが上手に紹介されず、全部均等に、だったり、たくさんあるから全部少しずつ、みたいな事業案内ページも多いですよね。

BtoC向けか、BtoB向けか、文章とデザインと目的がチグハグ

BtoC向けの事業をメインにされている企業であれば、当然ながら一般ユーザーがターゲットですから、そのターゲット層を意識したわかりやすい事業案内ページ、であるべきですよね。

そもそも「事業案内」ではなく「私たちにできること」とか「サービスについて」とか、あるいは商品・サービスそのものが、ページ名・メニュー名であるべき、と思うぐらいです。

もちろん、それがBtoB向けなら、ビジネスライクな言い回しであったり、デザインテイストだったりする必要があるわけです。

けれどもBtoCもBtoBも事業として紹介したい!というニーズの場合に、混乱が起こるらしいのです。

例えば食品製造業なら、観光のお土産として紹介するのと、取り扱いを希望する直売所向けに掲載したい「事業案内」は全然違うのに、ということです。

事業案内ページを「誰に」見てほしいのか?

結局のところ、上記のように…客観的に見て違和感を感じる事業案内ページ、というのは「誰に見てもらうことを想定しているのか?」が、下記のようなことが原因で検証されていないからです。

  • 社内で話している言葉づかいで情報をまとめてしまっている
  • ホームページの戦略に基づいた事業案内ページの役割が定められていない・反映されていない
  • そもそも制作者が事業内容を深く理解できていない
  • 売上規模や経営者の考えなどが反映されず、各事業毎の強弱が配慮されていない
  • ターゲットとテリトリーの分類や検証が曖昧なため、それぞれのページの役割まで落とし込めていない

特にホームページ制作を社内で、といって客観的に事業内容を見ることが難しい制作体制の場合に起こりがち、なのかもしれません。

またホームページ制作会社に頼んだとしても、「文章はクライアント側でまとめたものだけ反映します」といったスタンスの制作会社の場合に、前述のようなケースが散見される印象です。

まとめ:多業種もマニアックな業種も、わかりやすい事業案内ページ、おまかせください

「事業案内をわかりやすくホームページに」という意味では、トップページに大きなボリュームを掲載した方がわかりやすい場合もありますし、サービスサイトやブランドサイト、商品サイトとして、コーポレートサイトと別サイトを複数作成することで、ユーザーを分類し、それぞれの満足度を高めることも可能です。

また企業はどんどん進化するものですから、将来を見据えての拡張性や、中長期的なホームページ運営サポートも必要不可欠です。

アトラボでしたら、丁寧なヒアリングを重ねることで企業側もそのユーザーも満足度の高い「事業案内ページ」ご提案させていただきますので、お気軽にご相談くださいね!

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