企業や公的団体のホームページ制作においては、美しいデザインや的確な画像やイラストの選択はもちろんですが、スッと入ってくる文章や言葉づかい、も重要ですね。
業種や目的、そのホームページのターゲット層に応じて微妙なニュアンスは変えるものの、弊社でも一定の「社内ルール」が存在しています。
ブログの記事にも当てはまるところあるかと思いますので、初心者ブロガーさんのためにもちょっとご紹介。
(特に)ページタイトルや見出しの語調を揃える
区切りのない長い文章は、特にWEBサイトやブログなど画面をスクロールしながら、文字を追うWEBにおいては論外。
なので、段落を適切に区切り、見出しの階層を調節しながら、適度に区切ることはこのブログでも何度か書いてきましたね。
例えばですけど…
ページタイトルが
- トップページ
- 事業案内
- 取り扱い品目
- お問い合わせ
というような、流れでいくと会社情報は、「会社案内」とか「会社概要」とかが妥当だと思います。
なのにそこだけ
- ボクらのワクワク!
みたいな、ちょっと謎めいたタイトルにしてしまうと…という話しです。
気をつけましょう。
なるべく短く簡潔に!けれどキーワードは自然に入れる
WEBデザインあるある、かもしれませんがカンプでダミー文章を「これくらいかな?」とバランスをとってデザインした後、その文章を検討する流れのときによく起きるのですが、なんかダラーッとした印象を受ける文章でそのカンプダミーに合わせた文章を入れてしまうことがありますね。
文章の長さを「ノルマ」にしてしまっているから、だと思われます。
ページタイトルや見出しをある程度決めた段階で、文章にはこんなキーワードが入っていると「ユーザーに響くな」とか「SEO対策上効果ありそうだな」という、大きなキーワード、小さなキーワードをピックアップしておきましょう。
そのうえで、それらのキーワードを自然な流れで書こうとすると文章はスラスラとカンプより長めに書けるはずです。
さらにそれを「削る」ように簡潔に仕上げると、訴求力のある文章が書けるようになるはずです。
マイナス&ネガティブな表現は避ける
特にランディングページなどで、ユーザーの「お悩み」や「問題点」をピックアップして、解決策として商品やサービスするような場合に注意しているのがコチラ。
あまり「マイナスすぎる」「ネガティブ」な表現だと、サイト自体に影を落としてしまうことも。
実際にネガティブな内容でも、いろんなユーザーを想定して最適解としての表現は「どのくらいか?」というところは結構迷いますが意識しています。
表現を統一する
新しいスタッフさんが入ってくると、デザイナーだろうとコーダーだろうと、お伝えするのがこちら、ですかね。
「お問い合わせ」を「お問合せ」「問い合せ」「問合わせ」とページこと、メニュー毎に違う表現しているWEBサイトのなんと多いことか。。
「且つ」「予め」「様々な」「更に」「の為に」「故に」「全て」…など、特に漢字が強い意味をなさなくて、かつ小学校5年生ぐらいだと「読めるかな?」という内容については…
「かつ」「あらかじめ」「さまざまな」「さらに」「のために」「ゆえに」「すべて」
とひらがな表記にするようにしています。
まとめ:ユーザーファーストで考え、書いて、整える
ホームページ制作において、文章は基本的にはクライアントに準備していただいたり、校正していただきますが、上記のような点については、なるべく説明をさせていただいて修正指示が入っても「こちらの方がいいですよ」と主張するようにしています。
やっぱりご覧になるユーザーにとって「わかりやすい」を構成する要素として、文字・文章のわかりやすさは最も重要ですので。
さてさて11月ですね、今月もがんばっていきましょう!