ホームページ制作会社のブログでありながら、あんまりデザインに関することは書かないのに先月久々に書いたのがこちら。
今回はもう少し「ビジュアル」のデザインから「コンテンツ」のデザインに寄せてまとめてみます。
ページを分類する
あらゆるホームページは単独のページでなく複数のページで構成されていますが「トップページとそれ以外」という分類ではなく、それぞれに役割毎に分類できますね。
- 情報を更新し続けるページ
- 対象の普遍的な情報をまとめたページ
- 一覧ページ
- 詳細ページ
役割が違えばページの構成も異なってきます。
じっくり読ませるページなのか、ビジュアルで訴えるページなのか?
数ある選択肢の中から選ばせるページなのか、深堀りするためのページなのか?
メニューを分類する
飲食店のメニューも「前菜」「単品」「セット」「飲み物」…とそれぞれ分類されてならんでいますよね。
大きな「前菜」というメニューのなかに、さらに細かなカテゴリーが設定されることもあります。
例えばそれが「肉」「魚」「野菜」…と原材料となる食材でジャンル分けされているなかに一つだけ「千葉」という項目があったらどうでしょうか?
明らかに違和感ありますよね?
分類される対象物に対して適切な数(WEBでは選択肢は5〜8以上は階層を変えたほうがいいと言われていますが)で正しいタクソノミー(分類法)で分類するのは、メニューにおいて特に重要と言えます。
ユーザーを分類する
ページやメニューを分類する際にも、不特定多数の方が閲覧する可能性のあるホームページの場合、そのユーザー層を分類することがデザイン、と言えます。
ユーザーごとにページやメニューを分類することもありますが、1つのページのなかで「初心者向けの情報」をページの初めに配置し、「プロ向けの情報」を後半以降に登場させる、というのもユーザーを分類したWEBデザインですね。
会員制サイトなどにおいては、さらに「閲覧権限」をかけて公開し、情報の粒度や表示範囲を絞ることも考えられますね。
リアクションを分類する
訪れたユーザーの、何かしらのリアクションが、ホームページの目的であることが多いです。
その場合には、想定するいくつかのユーザー層に対して求める「リアクション」も異なってくると思います。
ネットショップであれば、リピーターには「次なるオススメ商品」をアピールし「カートボタンを押す」というリアクションに誘導したいですよね。
ですが流入したばかりの新規ユーザーなら「他のサイトより安心感・割安感」を優先してアピールすることで、他のサイトへの離脱を防いだうえでネットショップ内を回遊して欲しい。
上記のような分類された「リアクション」のいずれにも対応するデザインは?
という検討も、WEBデザインの醍醐味かもしれません。
まとめ:分類することで「WEBサイトとしての独自性」が尖ってくる
ホームページのデザインにおける分類、という言葉が想像されるのは「ページとかメニューとか?」の方が想像しやすいと思って書きましたが、重要度は上記の順番の逆だと思います。
最終目標であるリアクション(=ユーザーの行動)をしっかりと分類することから、ユーザーを想定・分類していくことが正しいWEBデザインの道筋だと考えます。
ホームページに載せたいことや目的を定めたうえで、しっかりと分類するデザインをご提案していきたいと思います。