直感的にわかりやすいホームページって画像やイラストが効果的に配置されていますよね!
その印象が強いせいか、文章をミニマムになるまで削りすぎて何を伝えたいかよくわからないホームページになってしまっていることの、なんと多いことか…。
ホームページ制作の現場から、どうしてそうなってしまうのか?の検証とその問題点や対策についてお伝えします。
文章を考えたくないクライアントと言いなりの制作会社の組み合わせで起こりやすい?
ホームページ制作会社は、通常ホームページに掲載する文章についてはクライアントがまとめたものをベースにデザインに落とし込んでいきます。
けれど制作会社が「挨拶文」だったり「◯◯事業の説明文」だったり、文章を依頼するとそれをスタッフさんで分担してまとめてくれるような規模の企業様ならともかく、経営者ひとりでホームページ制作の検討をしている企業様だと、文章をまとめてもらえないこと、よくあります。
そうすると「文章までは考えてくれない」制作会社と、自社の事業内容を成文化できないクライアントの双方に「シンプルなほうがスッキリしてていいよね」という悪魔のような囁きが同時多発的に発生します。
何を伝えたいかよくわからないレベルに文章の少ないホームページが誕生する瞬間です。。。
文章で伝えるべき、だけど見出しや段落分けで簡潔に
確かに極端に文章の多いホームページが見づらく、離脱率(閲覧している人が他のホームページに移動してしまう割合)が高い傾向も事実です。
確かに小さなスマホの画面に文字だけ並んでいるようなWEBサイトは、ブログやニュース記事のような文章を読ませるのが目的のWEBサイトはともかくとして、コーポレートサイトやネットショップなどの企業ホームページとしてはイメージがつかみにくい、と言えます。
たくさん文章を載せたい、けれどイメージをつかみやすくするためのポイントとしてはページ構成の際に、下記のような点を意識することだと思います。
- 画像やイラスト、リスト表記などを適度に割り当てる
- パソコンやスマホの画面、1スクロール程度に段落を分ける
- 段落にはわかりやすい言葉の見出しをつける
- さらに、段落内を小さな段落に分けて小見出しをつける
- 1行あたりの文字数をパソコンでも30〜40文字程度におさえ文字サイズを大きめに
- パソコンでも3〜5行ごとに空白行を入れるなどして文字の羅列にならないよう配慮する
文章量が増えるイコール文字が多くて読みにくい、という訳ではありません。
文章量に応じてページ構成を上手にレイアウトすることこそデザイナーやホームページ制作会社の力量が問われるところだとアトラボでは考えています。
SEO対策的には、トップページもサブページも1000文字は意識したい
文章量が多いと結果としてGoogleなど検索エンジンにも、情報量が多いサイト・ページとして認識してもらえます。
もちろん文字で埋め尽くしたようなページは情報量は多いけどわかりにくい、という認識をされてしまうので、前述のように、ページ内の見出しや段落、画像やイラストとのバランスを考慮するなど、上手にレイアウトをする必要があります。
結果として検索結果の上位に表示されやすくなるので、意識的にしっかりと文章の構成は考えるべきです。
近年ホームページを公開した後に、表示されるホームページを変えずにSEO対策を行っても効果はかなり限定的になっているので、制作時の文章やレイアウトの検討が検索結果上位に表示されるために重要になっています。
最低でも1ページあたり1000文字程度の文章が載せられるようページのレイアウト検討することをオススメしています。
まとめ:文字サイズや文字間・行間にも一定の配慮を
高齢者の方に配慮して「とにかく文字を大きくして」と依頼をいただくことがあります。
けれど実際は視力が低下されている方ですとディスプレイ表示を拡大して利用されていたりするので文字サイズを大きくしすぎて「ディスプレイ、1スクロールに表示される情報が少なすぎる」という状態になるのも視認性という点では心配です。
また文字間や行間を調整したり、背景色や画像背景の場合のコントラストを意識したデザインにすることで文字の読みやすさが飛躍的に向上することもあるので、デザインの段階で十分に検討を重ねましょう。
しっかり内容が充実、しかもイメージを掴みやすいホームページの制作をご検討なら、アトラボのホームページ制作をぜひご検討くださいませ〜!