ホームページ制作とチラシの折込、どっちが先?

green_u20140125_tp_v

アトラボでも、おかげさまで、最近印刷物デザインのお仕事をたくさんいただいています。

本業はホームページ制作、ですが、私個人がイラレを開くのは、何だか印刷物のほうが多くなってきているような・・・。

さて、だけども今回は「ウェブの相談してたけど、結局チラシで」という案件のお話です。

経営者や営業マンにとって「チラシの魅力」とは何なのか?

WEBと違って、チラシやパンフレットって「実体」がありますよね。

ツルツルと光った紙に鮮やかな印刷。そして自社にて売りたい、と思っている商品がズラリと並んでいるチラシには経営者や営業マンが「お客様とつながりたい!」という想いも満載ですよねー。

新聞折込するだけでなく、以前のお客様に手渡したり、何かの話のきっかけづくりにもコンパクトで差し出しやすい。

経営者や営業マンにとって、これ以上ない融通の利く営業ツールであることは間違いありません。

なぜか?そう、自分で触れるからなんだと思います。

さらに、「チラシでの成功体験」が大きく背中を押してくれている感じもありますよね。
まだインターネットが今ほど普及していない時代に、「チラシを入れるとお客さんがたくさん来てくれた!」その光景を覚えている経営者や営業マンにとっては、やっぱり代えがたい魅力があるのだと思います。

チラシに反応した見込み客、ってどのように動くんでしょうか?

ですが、今は2016年。小学生でさえ、スマートフォンを所有する子もチラホラ、な時代です。

折込チラシが入ったボリューミーな週末の朝刊。

1枚1枚チラシをチェックされる方、ご家族のなかで何人いらっしゃるでしょうか?

毎週入ってくる近所のスーパーのチラシは奥様がチェックするにしても、年に数度というスパンだとそういった「刷り込み」もないので、なかなかチェックしてもらえません。

そんななかでも「探していたんだよ―」とドンピシャな見込み客が、そのチラシに反応してくれた瞬間、その後の行動とは?

・・・御社がその地域で「誰もが知っている有名企業」や「よほどの大企業」でないかぎり、「どこにある会社?」「どんな会社なんだろう?」となるのが当然。

そして手にとるのはスマートフォン。Googleなどのブラウザで「検索ボタン」をタップ!・・・ですよね。
商品がオンリーワンでとっても魅力的、しかもお買い得!であれば、そんなことしないかもしれませんが、それでもやっぱりネットで調べてから動くのが現代の消費者、なのではないでしょうか???

限られた予算で「ウェブとチラシ」どっちを先に作るべき?

ズバリ「ウェブ!」って答えると思った方、残念でした。
折込チラシでの売り方をご存知で、「会社の存在がその地域によく知られた存在」であれば、チラシが先だと思います。

そのほうが即効性もありますし、結果はすぐわかります。

通常折込してから、反響・効果があるのは3日以内と言われているのが折込チラシです。

ただ「会社の存在がその地域によく知られている」かどうか?がとても重要だと思います。

大通り沿いにお店があって、どこからでも目につくような看板があったり、駅や人の集まる公共施設に社名広告を出していたり、と言った知名度アップの広告戦略がベースにあってのチラシだと思うのです。

「あー、あの会社が、こんな商品を扱っているのか!?じゃあ」

という、「じゃあ」まで結びつくためのストーリーが必要だと思うんです。チラシの紙面だけでその流れを作るのは、この競争激しい世の中では、どの業種でも難しいと思います。

逆に「ウェブ」であれば、ホームページをしっかり作り込んで、更新管理を継続的に続けていけば、「ウェブ」で調べる層には一連の「ストーリー」を提案することが可能ですし、「チラシ」の前にホームページを制作しておけば、「チラシ」での集客をさらに押し上げてくれると思います。

商品販売だけでなく、求人チラシの場合でもホームページがある会社とない会社では反響率が違うようですね。最近は求人チラシの業界も随分とWEBサイトを充実させてきていますし、さまざまな媒体を連携して使うことで、効果を高め合うことが必要になっているのかもしれませんね。
まとめると「予算が限られて」いても、もしその商品や求人内容が「チラシ」にも可能性があるなら、トライする価値はあると思います。

ただ起業したての、とか新規事業で、という場合には、間違いなくミニマムサイズでかまわないのでインターネット上に存在していることが現在のセールスには必要不可欠だと思うのです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする