WEBに対する「世代間格差」をビシビシ感じてる

1月ももうあと4日ですよー、早いものです。

さまざまな世代のお客様とお話させていただくのはありがたいことですが、やっぱりそれぞれ「インターネットに強く関心を持った」タイミングによって、インターネット・WEBに対する感覚って違うな―、とか思ったりするんです。

そのあたりの捉え方を間違えると、案件を進めるのが過酷になることもあるので、自戒的に書いてみます。

当然だけど、「好きなWEBのカタチ」は人それぞれ

私、40歳ですけど、20代の方でパソコン開いて「Yahoo!JAPAN」で検索する方ってどれくらいいるんですかね?
おそらく私より上の世代の方が思っているより相当少ないんじゃないか?と。

もう何年も前から小学校でパソコンをインターネットに接続して授業したり、生まれた時から携帯電話があるのはもちろん、パソコンやタブレットやスマートフォンに触れている世代と、社会に出てからインターネットに出会った世代とでは・・・やっぱりそこは感覚が大きく異なるわけです。

第一印象もそうだけど、年を重ねれば「変化」を受け止めにくくなる?

「一流の経営者」と呼ばれる方々って、これだけ変化のスピードがめまぐるしい社会でも、どんどん勉強してトライして失敗して、また新たな手を打ち続けていきます。

WEB制作も同じで、どうしたって「的確に情報を伝えられるか?」において、デバイスの多様化やアプローチ方法の世代間格差、デザインの流行などは、無関係にはできず、常に変化しているものを置い続けなければならない。

だけど最近、人生折り返し世代になりまして、これをどこまで追い求めていけるのかな?って不安になることがあります。

WEBに限らずファッションや食べ物の好みもどうしたって、40代とか50代から60代へと年を重ねていくと、大きな変化をだんだん受け入れられなくなる人が多いじゃないですか、どうしたって。

それはそれぞれのジャンルにいろいろな理由があるのだろうけど、このあたりを柔軟に保ちつづけるのにはどうしたらいいのか?

気持ちを若く?

若者と多く接する?

いやいや、そんな短絡的な話ではなくて、もっと自分の中で強い芯みたいなものが必要だな―、それは何かな―、というのが2017年のひとつのテーマだったりします。

クライアントが私より上の世代であれば、ちょっと前、いやだいぶ前のデザインに愛着を感じていたりする傾向があるので、その尺度を図る、というのがWEB制作の初期のミーティングで重要だな―とも感じています。

いつまでも世代間の差を把握し続けられるか?

IoTの爆発的な普及もまもなく、と言われるなか、もっとWEBの取り扱いってノーマライゼーションな方向にいくとは言われています。

だけど、上記のように仕事を通して感じさせられる世代間のWEBに対する受け止め方って、やっぱりこの仕事を続けていく以上、知っておいたほうがいいな、と考えるようになりました。

住宅や建築業界の人が100年以上も前の建築の考え方を学習するように、とまでは大袈裟ですが、社会の変化とWEBの変化や流行を、歴史を学ぶように、時折照らし合わせたりしていないと、WEB制作を通してあらゆる世代の方のWEB体験を理解しつつ、お話を重ねることが容易ではなくなってくるのかもしれませんねー。


・・・。

ここまで話しておいてなんですけれど、アトラボでは「ネットのことなんて何もわからない」というお客様でも、「初めはここから始めてみたら、どうですか?」という感じで提案させていただくので、ご安心くださいませ。

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