「ちゃんとしてる会社」に見せる!予算がなくてもできるWebデザインの工夫

「ホームページを作りたいけれど、外注する予算がない」——そんなとき、社内の“ちょっとパソコンに詳しい人”がWordPressのテンプレートやWix、Jimdoなどのホームページ作成ツールを使って自作するケースが増えています。実際、多くの中小企業や個人事業主が、こうしたツールを活用してホームページを立ち上げています。

しかし、いざ公開してみると「なんだか安っぽい…」「うちの会社、ちゃんとしてないと思われそう…」といった声が聞こえてくることも少なくありません。機能や内容に問題がなくても、デザインの印象だけで信頼性を損なってしまうことがあるのです。

ですがご安心ください。デザインは“センス”だけでなく“ルール”で整えられるもの。プロでなくても、「ちょっとしたコツ」や「選び方」を押さえるだけで、グッと「ちゃんとして見える」ホームページをつくることができます。

本記事では、限られた予算でも信頼感を演出するためのWebデザインの工夫を、すぐに使える具体的なポイントとして紹介します。制作前のチェックリストとしてもぜひご活用ください。

見た目が9割?「第一印象」で信頼感を出すコツ

ホームページを開いた瞬間、ユーザーは無意識に「この会社、信用できそうか?」を判断しています。その判断にかかる時間は、わずか3〜5秒程度とも言われています。この“第一印象”を決めるのが、まさにWebデザインです。

色使いは3色以内に

初心者がやってしまいがちなのが、たくさんの色を使いすぎてしまうこと。ベースカラー、アクセントカラー、文字色の3色に絞ることで、グッと整った印象になります。たとえば、信頼感を出したいなら白・ネイビー・グレーなどをベースにすると安心感を演出できます。

フォントは読みやすさ重視

可愛らしい装飾フォントや筆記体は目を引きますが、企業サイトにおいては逆効果になることも。標準的なゴシック体や明朝体をベースに、見出しと本文でサイズと太さを使い分けるだけで、プロっぽさが出せます。

写真や画像の“質”で印象が決まる

いくらテンプレートが整っていても、画像がぼやけていたり、暗かったりすると台無しです。逆に、明るく高解像度の写真が1枚あるだけで、グッと信頼感は増します。できればフリー素材でなく、自社の様子や人物が写っている写真を使うと、リアリティも加わり安心感が高まります。

余白=上質感を演出するデザイン要素

「なんか詰め込みすぎて見づらい…」と感じたら、余白が足りていない可能性大です。情報は多ければ多いほどよいわけではありません。要素のまわりにゆとり(余白)を持たせることで、読みやすく、整理された印象になります。特にスマホでは余白の有無が直感的な“読みやすさ”を左右します。

このように、色・文字・画像・余白といった基本要素を少し意識するだけで、信頼される第一印象がつくれます。どれもプロでなくても今日から実践できることばかり。ぜひ、最初に見直してみてください。

写真は“伝わる言葉”。スマホ撮影でもプロっぽく見せる方法

どれだけデザインを整えても、写真の印象が「素人感」を残してしまうと、ホームページ全体の信頼性まで下がってしまいます。けれど、必ずしも高価なカメラやプロのカメラマンが必要なわけではありません。最近のスマートフォンは十分に高性能。撮影と編集の工夫次第で、プロっぽい仕上がりは十分に目指せます。

撮影の基本は「自然光」+「角度」

室内撮影でも、できるだけ昼間の自然光を利用しましょう。窓際で明るく撮影すれば、影が柔らかくなり清潔感が出ます。上からの蛍光灯だけでは色がくすみがちなので注意。また、真正面ではなく少し斜めや45度の角度から撮ることで立体感が出て、見栄えも良くなります。

背景を整えるだけで「清潔感」アップ

散らかったデスクや、背景に生活感のあるものが映り込むと、それだけで印象が台無しに。撮影前には背景を片づける、あるいは壁を背景にするなどして、視線をそらさない工夫をしましょう。スマホの「ポートレートモード」を使えば、背景を自然にぼかして主役を引き立てることもできます。

「少し暗い」写真はアプリで修正

撮影後にそのまま使うのではなく、画像補正アプリで「明るさ」「彩度」「コントラスト」を少しだけ調整するだけでも、見違えるような仕上がりになります。CanvaSnapseedなどの無料アプリでも簡単に補正可能です。

人物写真は「表情」と「目線」が命

スタッフや社員の写真を使う場合は、自然な笑顔と視線の位置にこだわりましょう。無理にポーズを取らせるよりも、会話中や作業中の様子など“自然な一瞬”を切り取るほうが、親しみと信頼感を生み出します。

「スマホで撮った写真だから」とあきらめる必要はありません。撮る前の工夫、撮った後のひと手間だけで、驚くほど印象を変えることができます。写真は、言葉よりも多くを語る要素。ぜひ意識して、サイトの“顔”をつくっていきましょう。

「情報設計」で“安心して問い合わせられる”サイトに

せっかく訪問してくれたユーザーが、「なんとなく不安」「どこを見ればいいか分からない」と感じて離脱してしまうのは、非常にもったいないことです。その多くの原因は、「情報の出し方」=情報設計にあります。見た目のデザインだけでなく、「伝えたいことを、見やすく、分かりやすく並べる工夫」こそが、信頼されるサイト作りの要となります。

訪問者の「不安」を先回りして解消する

ユーザーがWebサイトにアクセスする理由はさまざまですが、共通しているのは「情報を得て、判断したい」という心理です。「サービスの内容は?」「料金は?」「実績はあるの?」といった疑問に対して、すぐに答えが見つかる構成にしましょう。
FAQ(よくある質問)や導入事例、料金ページの導線をわかりやすく設けるのが効果的です。

ページの「順番」と「見せ方」で安心感を

ファーストビューで何を見せるか、ボタンはどこに配置するか──それらはすべて「情報設計」に含まれます。「結論から伝える」「内容を章立てして整理する」「ボタンの位置は固定する」など、読む人の負担を減らす工夫が、スムーズな閲覧と問い合わせにつながります。

「問いかけ」ではなく「答え」を示す

よく見られる失敗として、「あなたのお悩み、ありませんか?」というような問いかけ型の見出しだけで終わっているケースがあります。ユーザーはすぐに答えを求めています。「こういう課題には、私たちのこのサービスが解決できます」と、しっかりと答えを示しましょう。

「安心できるサイト」は、迷わず動けるサイト

「この会社は大丈夫そう」「問い合わせてもちゃんと対応してくれそう」──その第一印象を左右するのが、情報の出し方です。レイアウトの派手さではなく、構成の丁寧さ・読みやすさこそが「信頼感」を生むことを、ぜひ覚えておいてください。

これだけは押さえたい!“それっぽく見せる”5つのチェック項目

どんなに構成や文章を頑張っても、ちょっとした見た目の粗さで「手作り感」が出てしまうこともあります。ここでは最低限押さえておきたい“それっぽく見せる”ためのチェックポイントを5つにまとめました。最終チェックとして活用してください。

1. フォントと行間が整っているか?

複数のフォントが混在していたり、行間が詰まりすぎていると見づらく、雑な印象に。なるべく統一感のあるフォント選びを心がけ、余白もしっかり取ることで読みやすさと信頼感が生まれます。

2. 色の使い方がチグハグではないか?

「赤も青も緑も」ではなく、基本は3色以内でまとめましょう。ブランドカラーがある場合はその活用を。強調したい部分だけを目立たせるようにすると、プロっぽさが増します。

3. 画像やアイコンの画質が粗くないか?

ピンボケ写真や、拡大して荒れている画像はNG。無料素材を使う場合も、解像度の高いものを選びましょう。アイコン類も同じテイストで統一すると全体の仕上がりが引き締まります。

4. トップページに“目的がわかる要素”があるか?

最初に訪れたユーザーに「何をしている会社か」がわかる見出しやキャッチコピー、画像が設置されているか確認しましょう。特にファーストビューは、ユーザーが離脱するかどうかの分かれ道です。

5. フッターが整っているか?

フッター(ページ最下部)も「きちんと作られているか」の印象を左右します。住所・電話番号・SNSリンク・コピーライトなど、基本情報が整っているだけで安心感が増します。

これら5つのチェックを通して、“手作り感”から“ちゃんとした会社”感へのステップアップを図りましょう。

外注するなら「どこまでやってもらうか」を明確に

「プロにお願いすれば安心」と考えて外注を検討しても、実際にどこまで対応してもらえるのかが曖昧なまま進めてしまうと、思わぬギャップが生まれることも。だからこそ、制作会社に依頼する際には、自社で用意できるものと、外注したい範囲を明確にしておくことが重要です。

たとえば、こんな「分岐点」があります

  • 文章は自分たちで用意するのか、ライティングも依頼するのか?
  • 写真はスマホ撮影で対応するのか、プロカメラマンの手配まで頼むのか?
  • テンプレートを使ったデザインで十分なのか、オリジナルデザインが必要か?
  • 更新は自社で行うのか、保守運用も継続して依頼するのか?

これらを曖昧にしたまま依頼すると、納品後に「ここまではやってくれると思っていた…」という行き違いが発生しやすくなります。だからこそ、「目的と役割分担」をあらかじめ整理しておくことが大切なのです。

“丸投げ”ではなく、“相談しながら一緒に進める”外注先を

デザインや構成だけでなく、言語化のサポートや、業種に応じた構成・導線設計まで一緒に考えてくれる制作会社であれば、安心して任せられます。アトラボのように、ヒアリングと伴走型サポートを重視している企業を選ぶと、はじめてのホームページ制作でもスムーズに進行できるでしょう。

また、将来的な運用や更新体制まで考慮して、「自分たちで続けられる仕組み」まで含めて提案してくれる会社かどうかも、見極めポイントになります。

「全部頼む」ではなく、「ここはプロに任せて、ここは自分たちで」というバランスを持つことが、予算とクオリティの最適解につながります。

まとめ:「ちゃんとしてる感」は工夫と意識でつくれる

限られた予算でも、「ちゃんとしてる会社に見せたい」という想いは、ちょっとした工夫で十分に実現できます。特別な技術がなくても、見た目の印象・写真の選び方・文章の整え方・情報の伝え方を意識するだけで、訪問者に信頼感を与えるサイトづくりは可能です。

さらに、外注する際も「全部任せる」のではなく、「どこを任せて、どこは自分たちでできそうか」を整理することで、無駄のない投資につながり、納得感のあるサイト制作が実現できます。

見栄えだけでなく、「この会社なら任せられそう」と思ってもらえる安心感こそが、Webデザインの最も大切な要素。限られたリソースでもできることから一歩ずつ始めてみましょう。

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