「新規の患者さんがなかなか増えない」
「紹介や口コミはあるけれど、それだけでは安定しない」
整骨院・接骨院・整体院を経営されている方の中には、そんな集客の悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。
ホームページを一新したいと思っても、制作費がかさみそうで踏み出せない。
リスティング広告やSNS広告を試してみたけれど、手応えが薄くて長続きしなかった。
「オウンドメディア」や「コンテンツマーケティング」も気になるけれど、正直どこから手をつけていいのか分からない──
そんなとき、もうひとつの選択肢として知っておいていただきたいのがMEO（Map Engine Optimization）対策です。
MEOは、Googleマップや検索結果において、あなたの院を“地域の人に見つけてもらいやすくする”ための施策。
広告費をかけずに始められ、少しずつ積み重ねていくことで確実に集客力を高めていけるのが大きな魅力です。
本記事では、整骨院・接骨院・整体院のためのMEO対策の基本と実践的な工夫についてご紹介していきます。
難しい知識や高額な外注が必要ない、“すぐ始められて効果が出る”方法を、できるだけわかりやすくまとめています。
整骨院・接骨院におけるMEOの重要性
患者さんは「地域名＋症状」で検索している
整骨院や接骨院を探している人は、いきなり院名を検索するわけではありません。
「肩こり ◯◯駅」「ぎっくり腰 接骨院」「整体 日曜診療」といったように、自分の困りごとと地域や条件を組み合わせて検索します。
このとき、Google検索では地図と連動した“ローカルパック”と呼ばれるエリアが上部に表示され、そこに表示されるかどうかが「選ばれるかどうか」の第一関門になります。
地図に“表示されるかどうか”が集客の分かれ道
仮にあなたの院が、検索されたキーワードにまったく引っかからなければ、存在そのものに気づいてもらえません。
逆に、同じエリアにある競合院がしっかりとMEO対策を行っていれば、そちらが選ばれる確率が圧倒的に高くなるのです。
店舗型のビジネスにおいて、Googleマップに表示されることは“店舗の顔を持つ”ということ。
看板を出しているかどうか、道に面しているかどうか、といったアナログな世界と同じく、Web上で見える場所にいるかは、非常に重要なポイントです。
まず“見つけてもらえる状態”をつくることが最優先
ホームページやSNSでどんなに丁寧に情報を発信していても、検索の入り口で“選ばれない”状態では、それらの努力が届きません。
MEO対策は、集客導線のもっとも手前にある「検索との接点」を整える作業です。
つまり、MEOは地図に表示されるためのテクニックではなく、地域で「来てくれる人」をきちんと導くための入り口整備だといえます。
今すぐ改善できる！整骨院のMEO対策5つのポイント
1. 店名にキーワードを詰め込みすぎない
Googleビジネスプロフィールの「ビジネス名」は、実際の屋号や看板と一致していることが原則です。
「〇〇整骨院 肩こり腰痛 土日OK ◯◯駅近」などと過剰にキーワードを入れると、ガイドライン違反として順位が下がるリスクも。
検索されやすくしたい気持ちは分かりますが、「見つけてもらえる内容」は他の項目でカバーするのが正解です。
2. 基本情報は“正確に・くり返し確認”を
診療時間、定休日、電話番号、住所、URLなど、いわゆる「NAP情報（Name, Address, Phone）」はMEO対策の基礎です。
Googleマップ、ホームページ、SNSなど、すべての媒体で一致していることが信頼性を高める要素になります。
特に多いのが、「定休日だけ古いままになっている」「祝日営業の記載が曖昧」といったケース。
これだけでも患者の離脱や悪い口コミにつながることがあるため要注意です。
3. 写真の定期更新で“安心感”を演出
初めて行く整骨院を検索したとき、写真が数年前のものだったり、1枚しかなかったりすると、来院をためらう人は少なくありません。
Googleビジネスプロフィールでは、外観・内観・スタッフ・施術風景・待合室など、複数の写真を掲載することが推奨されています。
季節ごとに1枚でも更新されていれば、「ちゃんと営業している」「清潔そう」「雰囲気が分かって安心」という印象が生まれます。
4. クチコミへの返信は“誠実さ”の証明
クチコミに対して返答していない整骨院は意外と多いですが、返信をしているだけで「信頼できる院」と感じてもらえるものです。
良い評価には感謝の気持ちを、厳しい意見には誠実な姿勢で丁寧に対応することで、他のユーザーにも好印象を与えることができます。
返答の文面は堅苦しくなくてもOK。温かい対応ができる院だという空気感を出すのがポイントです。
5. 投稿機能を活用して“今”を伝える
Googleビジネスプロフィールには、「最新情報」「イベント」などの投稿機能があります。
ここにキャンペーンのお知らせや、症状別のセルフケア紹介、臨時休診の案内などを定期的に投稿することで、検索ユーザーに「動いている院」という印象を与えることができます。
SNS感覚で週に1度、スマホ1台で投稿できるので、継続的に“新しい情報がある院”としてアピールすることができます。
よくある失敗と対策：こんなMEOは逆効果
キーワードを詰め込みすぎた“欲張り店名”
「◯◯駅すぐ／肩こり・腰痛・交通事故治療◎／土日祝も受付！」──
店名の欄にこうした文言を詰め込んでしまうケース、意外と多いですがこれはMEO的には逆効果です。
Googleのガイドラインでは、ビジネス名は実店舗の表記と一致している必要があるとされており、過剰なワードの追加はスパム認定・順位低下につながる恐れがあります。
アピールしたい内容は、説明文や投稿機能など適切な項目で伝えるのが基本です。
更新されない情報が「不信感」につながる
「診療時間が違っていた」「臨時休業の案内がどこにもない」「いつの写真か分からない」──
そんな状態では、“放置されている感”が漂ってしまい、せっかく検索されたのに来院を避けられてしまうかもしれません。
Googleの情報は、検索結果で最も目につきやすい場所に表示されるもの。
だからこそ、最低でも月に1回は確認・更新する体制をつくっておくことが重要です。
クチコミを放置すると“悪目立ち”する
低評価のクチコミがついているのに、何の返信もされていない。
あるいは、好意的なクチコミに対しても無反応──
これでは、見込み患者に「この院は反応がない」とマイナスの印象を与えてしまいます。
特に整体・整骨といった“身体を預ける”サービスでは、安心感・誠実さの印象が決定打になります。
クチコミへの対応も、MEO対策の一部として丁寧に行うようにしましょう。
MEO対策は“継続”が勝負。時間をかけずに成果を出すためには？
“一度やって終わり”では意味がない
MEO対策でよくある勘違いが、「Googleビジネスプロフィールを登録したからOK」「写真を一度載せたからもう十分」と考えてしまうことです。
しかし、Googleは“最近動いている店舗”を優先して評価する傾向があるため、情報の鮮度とアクティブさが結果に直結します。
つまり、こまめな更新＝信頼の証。この継続こそがMEO成功のカギです。
月1回の更新でも「動いている院」という印象に
投稿機能を使って、月に1回だけ「今月の空き状況」「ストレッチ紹介」「季節の不調」などの情報を発信するだけでも、ユーザーへの印象は大きく変わります。
写真も「スタッフで1枚」「外観を1枚」程度でもOK。季節感や清潔感が伝わることが重要です。
SNSのように毎日投稿する必要はありません。
“無理せず続ける”ことが、MEO対策においては最も効果的です。
“スタッフ全員で1枚”を習慣化しよう
「今日は誰か1人が写真を撮る」「診療の合間に1件だけ投稿」──
そんなルールを院内で共有しておくことで、自然とMEO用の素材が蓄積されます。
毎日忙しい整骨院でも、1回5分の取り組みが来院数にじわじわと効いてくるのがMEOの魅力です。
また、Googleビジネスプロフィールのアプリやスマホ投稿機能を活用すれば、PCに向かわずとも手軽に運用ができます。
アトラボは「整骨院・接骨院のWeb活用」が得意です
MEOからWebサイトまで、来院につながる導線をトータルで支援
アトラボでは、整骨院・接骨院・整体院向けのホームページ制作やMEO対策、LINE導線の設計などを多数手がけています。
「検索されても、予約や来院につながらない」──そんな課題を、“情報の見せ方”と“導線設計”の両面からサポートしています。
たとえば、以下のようなお悩みを持つ院からご相談をいただいています：
- Googleマップには出ているけど、クリックされない
- ホームページが古くて信頼感が薄い
- 予約の窓口が分かりにくく、機会損失している
整骨院に特化したページ設計・デザインもおまかせ
私たちは、整骨院・整体院の患者さんがどこを見て、どこで不安を感じ、どこで安心するかを意識したページづくりを行っています。
実績紹介やスタッフ紹介、施術の流れ、症状別メニュー、LINE予約の導線など、“信頼される情報の組み立て”を大切にしています。
WebサイトとMEO、そして紙のツールまで含めた「統一感ある広報支援」も可能ですので、院全体の“ブランド力アップ”にもつながります。
千葉県内を中心に、地域密着で対応中
アトラボは、千葉県内を中心に地域密着で整骨院・接骨院の皆さまと向き合ってきました。
都市部・郊外・地方エリアなど、それぞれの立地に合わせたMEO戦略やコンテンツ設計のノウハウも蓄積しています。
ご興味のある方は、ぜひこちらの専用ページもご覧ください。
7. まとめ：検索で「見つけてもらえる院」になることが、第一歩
整骨院や接骨院の集客において、いま最も身近で効果的な取り組みのひとつが「MEO対策」です。
大きな広告費をかけることなく、まずは“地域の人に見つけてもらえる状態”を整えることが、新しい患者さんとの出会いにつながります。
MEOは特別なスキルや道具がなくても、情報を更新し、写真を投稿し、クチコミに丁寧に返信するといった小さな工夫で効果を発揮します。
そして何より、日々の積み重ねが“信頼される院”としての印象を育ててくれます。
「本当に自分の院でも効果が出るのだろうか？」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、継続的に取り組んでいる整骨院ほど、確実に検索での露出が増え、来院数にも変化が出てきています。
アトラボでは、整骨院・接骨院に特化したWeb集客やMEO支援を行っています。
「まずはなにから始めればいい？」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
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