ホームページ制作を検討されている企業の経営者様や担当者様にとって、一番気になるところは「結局希望する内容で、いくらかかるんだろう?」という費用について、ではないでしょうか?
商品を扱う企業様にとっては「カタチのないもの」とまで言われるホームページ制作の費用・金額についてちょっとまとめてみました。
ディレクションについて
見積書の項目としては「ディクレクション」とか「企画・構成」とか「コンサルティング」として計上されることが多いですね。なかには「営業経費」と入れる制作会社もあるかもしれません。
どのような目的でホームページを作るのか?コンセプトやどんなデザインや構成を求めているのかを、打ち合わせを重ね、ヒアリングしていきます。
そのうえでその業種や地域における競合他社をリサーチしたり、デザインやネット界隈のトレンドをどこまで取り入れたホームページと仕上げるのか提案をしながら、クライアントとの要望をすり合わせていきます。
ホームページ全体のページ内容や大まかなデザインをまとめるのがディレクションと言われる作業で、ここがブレると正直制作も長引きますし、仕上がりもイマイチに…。
下記に挙げるようなホームページ制作に関する作業の幅広い知識が必要になるため、弊社でも契約後1ヶ月〜3ヶ月ほどかけてからデザイン作業に入るケースもあるぐらいです。
デザインについて
ディレクションでまとめられた内容をもとに、テイストや配色、レイアウトをまとめていくのがデザインの作業です。
ページ数が増えるほど工程も多くなります。
サイト内リンクの数も増えますし、メニューの配置やお問い合わせフォームなど、ホームページの目的やユーザーをどう導くかもデザインに依存しているところが多いと思います。
デザインの修正回数や提案数を見積書に明示しているところも多いようですが、ディレクションがしっかりしていて、デザイナーとのコミュニケーションがうまい制作会社であれば、「バチッ」と素晴らしいデザインが出てくると思います。
逆に営業専門でディレクションに不慣れな担当者と初心者デザイナーさんが担当、とかだと…弊社ではそんなことはないように対応します。
コーディングについて
ホームページは原則としてHTMLという言語で記述した内容がインターネット上に置かれていることで、画面上に表示されています。
デザイナーが作成したデータをこのHTMLで表示できるようにコードを記述していくのがコーディングというお仕事です。
建築に例えるなら「ディレクション」が基本設計、「デザイン」が詳細設計、「コーディング」が実際の施工、といったところでしょうかね。
ライティングについて
ホームページ制作が初めてだったり、コンセプトや挨拶文など自社の内容を文章にまとめるのはちょっと苦手…、というクライアントも数多くいらっしゃいます。
WEB上に表示させる文章は通常のビジネス文書やパンフレット・カタログなど紙媒体とはちょっと違うライティングの技術が必要なことも。
そのあたりを上手にまとめてくれるライターさんの分野の費用が「ライティング」とか「原稿調整費」という項目に当たります。
素材購入費について
ホームページが文章だけですとなかなか「見てくれない」というのが現実として考えられますし、かと言って「掲載したい画像」がない、という場合に、業種や商品、サービスにイメージしやすい画像を掲載したい、というニーズはよくいただきます。
ですが「ネットに転がっているものを」というのは著作権や肖像権の観点から利用できません。となりますと…そのあたりを含め画像や動画、イラストなどを有料で購入するのが「素材購入費」という費用になります。
カメラマンや動画制作会社の撮影費用を計上する場合も大きくはこちらに含まれますね。
まとめ:ホームページ制作の費用、ほとんどが人件費
アトラボでも上記のような項目をなるべくわかりやすくお見積書としてまとめていますが、なかなかご提案時には「どうしてこんなにかかるの?」と御相談をいただくことも実際にはあります。
なのですが、しっかりとオリジナルデザインで、その企業様ごとに目的やニーズは異なるので、そこにすり合わせて公開に至るまで、どんなに短くても1ヶ月、長いケースですと1年近くかけて制作することもあります。
アトラボの場合は現状、上記のような費用を「ホームページのボリューム感や機能」で基本プランを4つご用意して、ホームページに掲載しております。
費用感の目安にチェックしていただければ幸いです。