「ホームページ管理費」って何にお金がかかってるの?内訳と必要性をしっかり解説

「ホームページは更新していないのに、毎月管理費がかかっている…」
「この“管理費”って何をしてくれてるんだろう?」
そんなモヤモヤを抱えたまま、なんとなく支払いを続けている方も多いのではないでしょうか。

ホームページの「保守管理」や「運用サポート」は、成果を出すために欠かせない裏方の仕事です。
しかし内容が目に見えにくいため、費用対効果が分かりづらく、経営層や他部署に説明しにくいという声もよく耳にします。

一方で、「格安でお願いしたら何もしてくれなかった」「トラブル時に連絡が取れなかった」など、“安さ優先”の管理契約が原因でトラブルに発展した例も少なくありません。

この記事では、「ホームページ管理費」とは何のためにあるのか?どんな作業が含まれているのか?をできるだけ分かりやすく解説していきます。

制作会社によって範囲や内容に差があるという前提も踏まえつつ、御社にとって“本当に必要な管理”を考えるヒントになれば幸いです。

管理費の中身、実はこんなにある!代表的な7項目

「ホームページ管理費」とひとくちに言っても、その中身は制作会社によって大きく異なります。
金額の違い=サポート範囲の違いということも多く、「高い or 安い」だけでは判断できません。

ここでは、私たちが現場でよく目にする「代表的な管理業務7項目」をご紹介します。

① サーバー・ドメインの維持管理

ホームページが表示されるためには、レンタルサーバーやドメイン(URL)の契約維持が欠かせません。
管理費の中に「毎年のドメイン更新費」や「サーバー契約の代行管理」が含まれていることも多く、契約ミスや期限切れを防ぐ役割を担っています。

② CMS(WordPressなど)のバージョン管理・アップデート

WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)は、日々アップデートが行われており、放置すると脆弱性(セキュリティの穴)を突かれる原因になります。
定期的な更新や、プラグインとの整合性チェックを行うのも保守の一環です。

③ セキュリティ対策(SSL証明書・スパム対策・不正アクセス監視など)

SSL化(https)されていないホームページは、ブラウザで「保護されていない通信」と表示され、ユーザーに不安を与える場合も。
また、迷惑メール防止やログイン監視など、日々の“目に見えない警備業務”も管理費に含まれることがあります。

④ バックアップ(万が一の復旧用)

更新ミスやサーバー障害、ウイルス感染に備えて、ホームページの定期バックアップを取る作業も重要です。
何かあったときに「元に戻せるかどうか」は、バックアップの有無にかかっています

⑤ 軽微なテキストや画像の修正対応

「営業時間を変更したい」「写真を1枚差し替えたい」など、ちょっとした更新作業を管理費の範囲内で対応してくれる制作会社もあります。
ただし対応回数や内容には制限がある場合もあるため、契約内容を確認しましょう。

⑥ メールアドレスの追加や設定サポート

会社の代表メールやスタッフ個別アドレスなど、ドメインメールの管理・追加・転送設定も依頼できるケースがあります。
新入社員の入社・退職などでメールアカウントが必要になる場面も多く、社内で対応できない場合は管理会社が頼りになります

⑦ Web解析ツール(Googleアナリティクス等)の設定・レポート作成

「どれくらい見られているか?」「どのページが人気か?」などを把握するために、GoogleアナリティクスやSearch Consoleなどの導入・レポート作成を含むこともあります。
毎月のアクセス状況を共有してくれる会社もあれば、初期設定だけの会社も。このあたりもサービスの差が出やすいポイントです

以上が、代表的なホームページ管理業務の7項目です。
「この中のどこまでが含まれているのか」を明確にしておくことで、万が一のときに困らない、納得できる契約ができます。

次章では、こうした管理を怠ったことで実際に起きてしまう“ホームページのトラブル例”をご紹介します。

保守管理を甘く見ると…こんなトラブルが起きるかも

ホームページは「公開して終わり」ではなく、“生きたメディア”として継続的にケアが必要な存在です。
保守管理をおろそかにすると、知らないうちにトラブルが発生し、信頼やビジネスチャンスを失うリスクさえあります。

以下は、実際に中小企業や店舗で発生した“ありがちなトラブル”の例です。

● トラブル1:ホームページが突然表示されなくなった

WordPressのバージョンとテーマやプラグインの互換性が崩れたまま放置され、更新時にエラーが発生。
真っ白な画面(通称:ホワイトアウト)になってしまい、数日間、ホームページが閲覧できない事態に。

見た目の変化はなくても、裏側のソフトは日々更新されており、放置すれば故障リスクが高まります

● トラブル2:問い合わせフォームが半年間使えなくなっていた

スパム対策用プラグインの不具合で、ユーザーからの問い合わせが正しく届かない状態が数ヶ月続いていたというケースも。

誰にも気づかれないまま、「問い合わせが減ったな」と放置され、新規顧客の獲得チャンスを大きく失っていたことが後から判明。

● トラブル3:Googleの検索結果に「安全ではないサイト」と表示

SSL証明書の有効期限が切れていたことに気づかず、ブラウザに警告が表示されるようになっていたという事例も。

たった1つの表示で、ユーザーの信頼を一瞬で失ってしまうのがWebの怖さです。

● トラブル4:知らないうちにマルウェア感染→検索順位が急落

WordPressやプラグインを更新しておらず、脆弱性を突かれてウイルス感染。
Googleから「このサイトは危険です」と判定され、検索順位が大きく低下してしまったというケースもあります。

復旧には専門的な作業と多大なコストが発生し、最終的にはサイトの作り直しが必要になったことも。

このようなトラブルは、どれも「定期的な管理・保守」がされていれば防げたはずのものばかりです。

ホームページは、目立たないけれど重要なインフラ
“壊れてから対応する”のではなく、“壊れないように守る”のが保守管理の本来の役割です。

次章では、こうした保守業務を「制作会社に任せるべきか」「自社で対応できるのか」について、それぞれの違いや判断基準を整理していきます。

管理は制作会社に任せるべき?自社運用との違い

ホームページの保守管理は、必ずしも「外注しなければならない」わけではありません。
社内にITに強い人材がいる場合や、簡易的なサイトであれば、自社対応も可能です。

ただし、企業サイトとして運用していくうえでは、「誰が、どこまで、どんな体制で」管理するかを明確にしておかないと、トラブル対応が後手に回る・更新が放置されるといったリスクが高まります。

■ 制作会社に保守管理を任せるメリット

  • 設計意図や構造を理解しているため、トラブル対応が早い
  • CMSやサーバー設定の知識があるスタッフが常駐している
  • 制作後も“成果が出る状態”を保つ提案が受けられる

たとえば、「検索結果で会社名がうまく出てこない」「フォームの送信後画面を変更したい」など、ちょっとした変更も“意図をくんで”対応してくれるのが制作会社ならではの強みです。

■ 自社で管理する場合のメリット・注意点

  • 社内にスキルがあればコストを抑えられる
  • 日々の更新(ブログ投稿など)をすぐに行える
  • ただし「保守」と「更新」は別物である点に注意

たとえWordPressの操作に慣れていても、セキュリティ対応・バックアップ・障害復旧などは別のスキルが必要になります。

“更新できる=管理できている”と誤解していると、重大なトラブルにつながりかねません

■ ハイブリッドな管理スタイルもあり

「テキスト更新は自社で」「セキュリティ管理は外注で」など、役割を分担して運用している企業もあります。
契約時に「どこまでを社内でやり、どこから外注に任せるか」を明確にすることで、費用もリスクも最適化できます。

アトラボでも、社内リソースや更新頻度に応じて、柔軟な管理スタイルをご提案しています。

次章では、「管理費の妥当性をどう判断するか?」を見極めるためのチェックポイントをご紹介します。

管理費を見直すときのチェックポイント

「管理費の中身が分からない」「コストに見合っているのか不安」——
そんなときは、“費用”だけでなく“内容”を見直すことが大切です。

以下に、ホームページの保守管理費を見直す際にチェックすべきポイントをまとめました。

① 何が「含まれていて」、何が「別料金」か?

たとえば、「月◯件までの更新作業対応あり」「メール設定サポート込み」など、保守費用に含まれる業務範囲は契約によって異なります
「やってくれると思っていたのに別料金だった…」というトラブルを防ぐためにも、最初の段階で明確に確認しておきましょう。

② 対応スピードは?連絡しやすい体制か?

ホームページにトラブルが発生したとき、「どのくらいで対応してもらえるか」は非常に重要なポイントです。
メールだけでなく、電話やチャットなど、連絡手段が明確かつレスポンスが早い会社であるかも見逃せません。

③ 定期的なアップデートや提案はあるか?

「まったく更新が入らない」「毎月何をしているのか報告がない」といったケースでは、管理費が“ただの維持費”になっている可能性があります。

「アクセスレポートの共有」「コンテンツ改善提案」「セキュリティ報告」など、“気づきをくれる管理”があるかどうかも大きな差になります。

④ トラブル対応の体制は整っているか?

いざというとき、「誰が、どんな手順で、どのくらいの時間で対応してくれるか」まで決まっていれば安心です。
特に、WordPressなどCMSサイトを運用している場合、専門知識のある技術者がバックアップしてくれる体制があるかどうかは大きな判断材料になります。

⑤ 安さだけで選んでいないか?

管理費の安さは魅力的に映りますが、対応範囲が狭かったり、トラブル時に別料金が発生したりするリスクもあります。

「月額3,000円」でも何もしてもらえないより、「月額10,000円」でしっかり対応してくれる方が安心というケースも少なくありません。

これらのチェックポイントを踏まえたうえで、自社の運用スタイルに本当に合った管理内容かどうかを見直すことで、無駄なコストを省きつつ、より効果的な保守体制を築くことができます。

次章では、アトラボがどのように「管理も成果につなげる支援」を行っているのかをご紹介します。

アトラボでは、制作後の管理も“成果につながる運用”としてご提案

アトラボでは、ホームページの保守管理を単なる“維持作業”とは考えていません。
「成果が出る状態を保ち続ける」ためのパートナーとして、運用フェーズにも深く関わっています

■「作って終わり」ではなく「育てていく」ホームページ運用

私たちは、制作フェーズで決めた戦略や構成意図を理解しているからこそ、公開後もそれを崩さずに運用できます。
更新作業ひとつ取っても、「その変更がSEOやユーザー導線にどう影響するか」を考えながら対応しています。

■ 月額管理費に含まれる業務例(一部)

  • WordPress・プラグインの定期更新/不具合時の復旧対応
  • サーバー/ドメインの契約代行と期限管理
  • SSL設定、迷惑メール対策、セキュリティ強化
  • 月◯件までのテキスト修正・画像差し替え
  • Googleアナリティクスの設置・レポート提出(ご希望者)
  • メールアドレス追加・転送設定のサポート

お客様ごとに「何をサポートすべきか」を事前にすり合わせ、柔軟にカスタマイズしています

■「Webが苦手」なご担当者様もご安心ください

「ホームページの管理って何を頼めるの?」「ITのことは分からなくて…」という方もご安心ください。
アトラボでは、“聞きやすさ”“相談しやすさ”を大切にしたサポート体制を整えています。

「担当がコロコロ変わって不安」「放置されて連絡が来ない」などの不満があった方にも、一貫した体制で安心を提供します。

■成果を見据えた運用提案も

アクセス数が減ってきた、問い合わせが伸びない——そんなときは、保守管理の枠を超えて、SEO改善や構成リニューアル、ローカル対策(MEO)などのご提案も行っています。

「維持する」だけでなく「成果につなげる」ための管理体制をお求めの方は、ぜひ一度ご相談ください。

次章では、記事のまとめとして、保守管理の本来の役割と見直すべき視点を振り返ります。

まとめ:ホームページ管理は「安心」と「成果」の両方を守る費用

ホームページは企業にとっての「顔」であり、見えないところで信頼やビジネスを支えるインフラでもあります。
だからこそ、放置やトラブルから守る“保守管理”は、コストではなく投資と捉えるべき存在です。

今回ご紹介したように、管理費の中にはさまざまな業務が含まれており、制作会社ごとに対応範囲やサポート内容も異なります。
「高い・安い」だけで判断するのではなく、“自社に必要な管理がしっかり含まれているか”を見直してみることが大切です。

特に、次のような方は一度ご相談ください:

  • 制作会社とのやりとりに不安がある
  • 管理費の中身が分からずに払っている
  • 更新やトラブル対応が遅くて困っている
  • 問い合わせ数やアクセス数が減ってきた

アトラボでは、ホームページの「保守」も「改善」も一体で考える管理サービスを提供しています。
まずはお気軽に、今の管理体制についてご相談いただければと思います。

“安心を守る”だけでなく、“成果につなげる”ホームページ運用を一緒に目指しましょう。

千葉でホームページ制作なら【 株式会社アトラボ 】
千葉でホームページリニューアルが得意な制作会社。企業・個人事業主・団体の制作実績350件突破!見積無料!わかりやすい料金体系!デザインとSEOに強いWeb作成業者です。

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