スタンディングデスクで社員の健康改善!健康経営の第一歩

いま、「健康経営」という言葉が企業の間で注目を集めています。かつては大企業が取り組むものという印象が強かったかもしれませんが、最近では中小企業や個人事業主の間でも「社員の健康が業績を左右する」という認識が広がりつつあります。

長時間の座り仕事による肩こりや腰痛、運動不足からくる慢性的な疲労感…。これらは、日々デスクに向かう私たちが直面する「見えにくい健康リスク」です。特にリモートワークが定着し、出社せずに一日中自宅で座って過ごすスタイルが定番化するなか、こうした健康への配慮は企業にとっても重要な経営課題となっています。

こうした状況を背景に、近年注目されているのが「スタンディングデスク」です。社員の体への負担を軽減しながら、集中力や仕事の質の向上にもつながる──そんな一石二鳥の効果が期待できる新しい働き方の選択肢として、導入する企業が増えています。

この記事では、健康経営の考え方を踏まえながら、スタンディングデスク導入のメリットや実際の活用方法についてご紹介します。アトラボでも実際に導入を検討中の「今まさにリアルな話」として、ぜひ参考にしていただければと思います。

健康経営とは?メリットと実践例

「健康経営」とは、社員の健康を企業の経営課題ととらえ、戦略的に取り組むことで組織のパフォーマンスや生産性を高めていこうという考え方です。経済産業省や日本健康会議もこの概念を推進しており、健康経営優良法人認定制度などの仕組みも整備されています。

大企業だけでなく、中小企業こそ健康経営が重要です。なぜなら、従業員数が限られているからこそ、ひとりひとりのパフォーマンスが会社全体に与える影響が大きいからです。たった1人の不調や離職が、業務や売上に直結する──これは多くの小規模事業者が感じているリアルなリスクではないでしょうか。

たとえば、こんな取り組みが中小企業でも実践されています。

  • 定期的な健康診断の実施とフォローアップ
  • 社内でのストレッチや軽運動の習慣づけ
  • 水分補給や休憩タイミングを意識した環境づくり
  • 残業の抑制や有給取得の推奨
  • リモートワーク下での運動不足対策(オンラインヨガなど)

特別な予算や制度がなくても、「働きやすい」「体にやさしい」環境づくりからスタートすることで、健康経営の第一歩を踏み出すことができます。そのなかでも最も取り入れやすいのが、“働く姿勢”の改善──つまり、スタンディングデスクの導入です。

デスクワークの健康リスクとは?

現代のオフィスワークは、1日8時間以上座りっぱなしということも珍しくありません。テレワークの普及で通勤がなくなった分、歩く機会すら激減したという方も多いのではないでしょうか。

こうした「長時間の座り作業」が続くと、身体にはさまざまな悪影響が現れることが明らかになっています。代表的なリスクをいくつか見てみましょう。

  • 血流の悪化:脚の筋肉を使わずに長時間座り続けることで、血行が悪くなり、むくみや冷え、静脈瘤の原因にもなります。
  • 肩こり・腰痛:同じ姿勢を続けることによって筋肉が緊張し、肩や腰に負担がかかります。特に猫背や前かがみの姿勢は悪化を招きます。
  • 生活習慣病のリスク上昇:座りっぱなしの生活は、肥満・糖尿病・高血圧といった生活習慣病のリスクを高めることが多くの研究で指摘されています。
  • 集中力の低下:長時間同じ姿勢で作業をしていると、筋肉が固まり血流も悪くなるため、脳への酸素供給も低下し、集中力の維持が難しくなります。

しかもこれらのリスクは、「運動していれば問題ない」という話ではありません。近年の研究では、“1日1時間運動しても、9時間座っていれば健康リスクは依然として高い”というデータも報告されています。つまり、座りすぎを根本的に見直す必要があるのです。

こうした背景から、注目を集めているのが「スタンディングデスク」。座り作業にメリハリを加えるだけでも、これらのリスクは大きく軽減できる可能性があります。

スタンディングデスクとは?導入のメリット

スタンディングデスクとは、その名の通り立ったまま作業ができる高さのデスクのこと。通常の座り作業に比べて、姿勢の自由度が高く、身体への負担を軽減できると注目されています。

特に最近では、高さを自由に調整できる昇降式タイプが主流になっており、立ち・座りの姿勢をこまめに切り替えながら作業が可能。国内外のIT企業やクリエイティブ系企業を中心に、徐々に導入が広がっています。

スタンディングデスクの主なメリット

  • 血流の改善:立ち姿勢によって足の筋肉が使われ、血行が促進されます。冷えやむくみの予防にもつながります。
  • 集中力アップ:立つことで姿勢が伸び、頭がシャキッとする感覚が得られるため、午後の眠気対策や単調な作業時のリフレッシュに最適です。
  • 肩こり・腰痛の軽減:座りっぱなしによる身体への負担を分散でき、結果的に肩こりや腰痛が軽減されることもあります。
  • 気分転換・ストレス軽減:作業中に姿勢を変えることで、身体だけでなく精神的なリフレッシュにもつながります。

さらに、チーム全体で導入すれば、健康意識の向上や社内コミュニケーションの活性化にもつながる可能性があります。椅子に座らず、オープンな姿勢で作業していると、話しかけやすくなるという副次的な効果もあるのです。

一方で、「ずっと立っているのがツラい」という声もあるため、無理なく“立ちと座りのバランス”を取ることが大切。このため、高さ調整ができる電動昇降式デスクが、導入しやすく人気を集めています。

アトラボでもスタンディングデスク導入を検討中

実は私たちアトラボでも、スタンディングデスクの導入を本格的に検討中です。というのも、社員数名がリモートワーク環境で働いており、デスクワーク中心の生活になりがちな中で、健康面の課題を感じる声がちらほらと上がってきていたからです。

実際、リモート勤務をしているスタッフにヒアリングしたところ、すでに自宅にスタンディングデスクを導入しているメンバーも複数おり、「姿勢が良くなって肩こりが軽減された」「集中力が上がった」「午後の眠気が減った」といったリアルな声も届いています。

もちろん、すべての業務に立ち作業が適しているわけではありませんが、「使いたいときだけ切り替えられる環境を整えておく」ことは、スタッフの自主性や働きやすさにもつながると感じています。

導入にあたっては、スペースやコストの制約、既存デスクとの兼ね合いなど検討すべき点も多くありますが、「健康経営の第一歩」としての価値をしっかり見据えて、会社全体の働き方の中に自然に取り入れていけたらと考えています。

導入時のポイント|コスト・スペース・社員の声

スタンディングデスクを導入する際には、単に「健康に良さそうだから」という理由だけでなく、現実的な条件や社内の声を踏まえた検討が重要です。ここでは、導入時に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

1. コスト|“全員分”でなくてもOK

スタンディングデスクは、電動昇降式になると1台あたり3〜10万円程度が相場。全社員分を導入しようとすると、初期コストが大きくなってしまいます。まずは一部のチームや希望者のみで導入することで、段階的な導入が可能になります。また、後付けできる卓上昇降タイプ(1〜2万円台)を試してみるのも一つの手です。

2. スペース|設置場所に要注意

デスクの高さや可動域によっては、従来のデスクよりも広いスペースを必要とする場合があります。特に共用スペースやレイアウトに余裕がないオフィスでは、「立ち作業ゾーン」を別で設けたり、1〜2台の導入で共有利用する運用も検討しましょう。

3. 社員の声|導入前のヒアリングがカギ

「健康のため」としても、実際に“立って作業する”ことに抵抗がある社員もいるかもしれません。導入前にはアンケートや個別ヒアリングなどで、ニーズや不安点を可視化しておくと、押しつけにならず自然な導入が可能になります。また、すでにスタンディングデスクを使っている社員からの体験談は、社内説得材料として非常に有効です。

4. おすすめスタンディングデスク

実際に検討中のスタンディングデスクをいくつかピックアップしてみますので、ご検討される方はチェックしてみてください!

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無理のない範囲で、“選べる働き方”の選択肢として整備していくことが、健康経営の成功につながります。

健康経営の第一歩は“できることから”

健康経営という言葉を聞くと、「大きな投資が必要そう」「福利厚生の充実って難しそう」と構えてしまう中小企業の経営者や総務担当の方も多いかもしれません。ですが、本質は“社員の健康に配慮する企業の姿勢”にあります。必ずしも大がかりな制度改革や設備投資が必要なわけではなく、「できることから始める」ことが一番のスタートになります。

たとえば、スタンディングデスクの導入はその代表例のひとつです。数万円の初期投資で実現でき、なおかつ毎日の業務環境を改善できる取り組みとして、多くの企業で導入が進んでいます。他にも、ストレッチ休憩の推奨、オンライン健康相談の導入、ウォーキングキャンペーンの実施など、小さなことからでも健康経営はスタートできます。

重要なのは、「会社が社員の健康を考えてくれている」と社員が実感できること。その実感が「長く働きたい」「大切にされている」という意識につながり、結果として定着率の向上や生産性アップといった経営成果にもつながっていきます。

「何から始めればいいか分からない」という方こそ、スタンディングデスクのようなシンプルな施策から。健康経営の第一歩は、意外と身近なところから踏み出せます。

まとめ

社員の健康に気を配ることは、今や“やさしさ”や“福利厚生”といった枠を超えて、経営戦略のひとつとして注目されています。特に中小企業にとっては、人材の定着や業務効率の向上が、企業の成長に直結する大きなテーマ。その第一歩として、スタンディングデスクの導入は非常に現実的で、効果も実感しやすい取り組みといえます。

また、こうした小さな改善をきっかけに、健康経営に対する意識が社内に少しずつ広がっていくことも多いもの。最初から完璧を目指すのではなく、「できることから」「一歩ずつ」の姿勢が、結果的に社内の雰囲気を変え、働き方の質を底上げしてくれるのです。

アトラボでも、社員の声を聞きながら、より快適に、より健康に働ける環境づくりを進めています。もし「うちでも取り入れてみたいけど不安がある」「実際に導入している企業の話を聞きたい」ということがあれば、お気軽にご相談ください。

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