店舗や施設のGoogleマップ表示を整える!アイコン変更・カテゴリ修正の実践ガイド

新年度を迎えてはや1ヶ月半、店舗や施設の管理体制が変わったという方も多いのではないでしょうか。事業承継やM&A、異動や昇進で新たに広報・Web周りの担当を任された中小企業の経営者や事務担当者の中には、「Googleマップを見たら、うちのアイコンが変だった…」「カテゴリが実態とまったく違う」といった“違和感”を抱いている方もいるかもしれません。

実はこの違和感、放置しているとビジネスチャンスを逃してしまう可能性があります。なぜなら、Googleマップの表示はユーザーにとって第一印象そのものだからです。間違った業種やアイコンが表示されていることで、「あれ?思っていたのと違う」「なんか怪しい」と感じられ、来店や問い合わせを控えられてしまうケースもあるのです。

特に近年では、スマホから「近くの○○」と検索するユーザーが非常に多く、Googleマップの表示内容がそのまま集客や信頼性に直結する時代になりました。にもかかわらず、Googleマップ上の情報は放置されがち。過去に誰かが登録したまま放置されたり、第三者が勝手に設定した情報がそのままになっていたり…ということも少なくありません。

この記事では、Googleマップ上で表示される「記号(アイコン)」や「カテゴリ(業種)」の仕組みから、実際に修正するための手順オーナー登録や管理方法、そして「ビジネスとして整えるべきポイント」まで、実際に中小企業での運用支援を行っている視点からわかりやすく解説します。

「Googleマップの見え方を整えたいけど、どうすれば…?」という方にこそ、読んでいただきたい内容です。

Googleマップのアイコン(記号)はどう決まっている?

Googleマップで表示される店舗や施設のアイコン(記号)は、実は登録されている「カテゴリ(業種)」によって自動的に割り当てられる仕組みになっています。
たとえば、飲食店ならフォークとナイフ、病院なら十字マーク、郵便局ならポストのように、直感的に業種がわかるよう設計されています。

このようなデザインの仕組みについては、アトラボのブログでも以前から取り上げており、2017年に公開した下記の記事は現在も「Googleマップ 記号 一覧」などの検索キーワードで多くのアクセスを集めています。

意外と見やすいのはさすが!Google Mapのアイコン表示が変わったっぽい!(2017年記事)

ただしこのアイコンは手動で変更できるものではありません。あくまでもカテゴリ(業種)を適切に設定することで、間接的にアイコンが切り替わるという仕組みです。
そのため、「おかしなアイコンが表示されている」と感じる場合、まず確認すべきはGoogleビジネスプロフィールに登録されている業種情報です。

中には、実際とは異なるカテゴリが登録されたままになっていたり、第三者が誤って登録・修正をしてしまっているケースもあります。
特に公共性の高い施設や、カテゴリ選定の幅が広い事業者(例:多業種を展開している店舗)ではアイコンが想定と異なることが少なくありません

それでは次に、なぜこうした「間違った表示」が起こるのか、背景を見ていきましょう。

アイコンやカテゴリが“違う”理由とは?

「うちの業種は医療系なのに、なぜか地図上ではレストランのアイコンに…」
「最近業態を変更したのに、Googleマップでは以前のまま…」
そんなアイコンの“ズレ”や違和感は、意外と多くの企業・施設で起こっています。

その背景には、以下のような情報の誤登録・管理の空白が存在しているケースがほとんどです。

  • 以前の経営者や担当者が登録した情報がそのまま残っている
  • 開業時にGoogle側が自動生成したビジネス情報(非公式)を放置していた
  • ユーザーや第三者が誤ったカテゴリで登録・編集していた
  • M&A・事業譲渡などにより業種やサービスが変わったが、マップ情報の更新がされていない

特に小規模な事業者業態が複数ある複合施設では、こうした「情報のズレ」が起こりやすい傾向があります。
また、Googleビジネスプロフィールのオーナー権限が社内で引き継がれておらず、修正したくても「どこから触ればいいかわからない」という声もよく聞かれます。

こうした状況を改善するには、まず「正しいカテゴリを設定すること」が最も重要な第一歩です。
カテゴリを修正すれば、Googleマップ上のアイコン(記号)も自動で切り替わるため、表示の違和感をスムーズに解消することができます。

次の章では、実際にGoogleビジネスプロフィールでカテゴリや情報を修正する手順について、具体的にご紹介していきます。

修正の手順|Googleビジネスプロフィールで変更・申請する方法

Googleマップのアイコンやカテゴリに違和感がある場合は、Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)を通じて情報の修正・申請を行うことで改善が可能です。
以下の手順に沿って進めてみましょう。

① オーナー確認を行う

最初に確認すべきはオーナー登録されているかどうかです。Googleで自社名を検索し、ビジネスプロフィール欄の下部に「ビジネスオーナーですか?」というリンクがあれば、まだオーナー登録がされていません。
管理するGoogleアカウントでログインし、指示に従って電話やハガキなどでオーナー認証を行いましょう。

② 管理画面からカテゴリを変更する

オーナー登録が完了したら、Googleビジネスプロフィールの管理画面にログインし、該当の店舗・施設を選択。
「情報」メニューから「主なカテゴリ」および「追加カテゴリ」を編集できます。
業種に最も合致するカテゴリを選ぶことで、Googleマップ上のアイコンや表示内容が自動的に調整されます。

③ アイコンがすぐに変わらない場合は?

正しいカテゴリに変更してもすぐにアイコンが変わらない場合があります。これはGoogle側の反映に時間がかかるためで、通常は数日~1週間程度で自動更新されます。
それでも変化がない場合は、「情報の修正を提案する」から第三者の立場として申請することも可能です(例:Web制作会社や代理の担当者がサポートするケース)。

④ 他にも見直すべき情報

カテゴリ以外にも、以下の項目が正確かどうかをこの機会に見直しておきましょう。

  • 住所や電話番号、WebサイトのURL
  • 営業時間や休業日
  • 店舗・施設の説明文(サービス内容が伝わるように)
  • 写真・ロゴの登録

これらの情報が正しく整備されていることは、ユーザーの信頼感にも直結します。特に新規顧客の来店を狙う事業者にとっては、欠かせないチェック項目です。

次の章では、こうしたGoogleマップの活用がどんな業種で、どのように集客や信頼構築につながるか、具体的に見ていきましょう。

うまくいかない場合の対処法と注意点

Googleビジネスプロフィールを活用してカテゴリや情報の修正を行っても、思うように反映されないというケースもあります。
特に、公共性の高い施設や複合型店舗では、Google側の判断やユーザーからの報告をもとに表示内容が固定されていることもあります。

① 反映までに時間がかかることも

カテゴリや情報を更新しても、反映まで数日〜2週間ほどかかることがあります。Googleの審査や自動アルゴリズムによって順次処理されるため、焦らず様子を見ましょう。
また、アイコン(記号)は変更直後に更新されないこともあり、キャッシュの影響で以前の情報が表示され続けることもあります。

② 第三者による誤操作・悪意ある編集に注意

Googleマップのビジネス情報は、第三者が「情報の修正を提案」できる仕組みになっています。
そのため、意図せずカテゴリや情報が変更されてしまうケースも稀にあります。
Googleビジネスプロフィールのオーナーになっておくことで、こうした通知を受け取れるようになり、拒否・修正の対応が可能になります。

③ 「正しいカテゴリがない」場合の対処法

業種によっては、Googleのカテゴリリストにピッタリ合うものが存在しないこともあります。
その場合は、「主なカテゴリ」には最も近い一般カテゴリを設定し、「追加カテゴリ」で補完的な情報を追加しておきましょう。
また、説明文や写真、サービス内容でしっかりと補足することで、ユーザーに実態を伝えることが可能です。

④ どうしても自力で解決できないときは

自社での操作に不安がある場合や、修正依頼がうまく通らない場合は、Googleビジネスプロフィールのヘルプページや、Web制作会社・MEO(Map Engine Optimization)支援企業に相談するのもひとつの手です。

アトラボでも、Googleマップのカテゴリ修正・プロフィール整備のご相談を受け付けています。店舗や施設の「見え方」に違和感を持たれている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

Googleマップを正しく整えると、何が変わる?

Googleマップのカテゴリやアイコンを正しく整備することで、見た目以上に大きなビジネス効果が期待できます。
特に中小企業や個人事業主、地域密着型の店舗・施設においては、第一印象=Googleマップ上での表示とも言えるほど、重要な要素となります。

① ユーザーの“違和感”を解消できる

店舗や事業所の内容と、Googleマップ上で表示されるカテゴリやアイコンが食い違っていると、ユーザーは無意識のうちに「違和感」や「不信感」を持ちます
特に新規顧客にとっては、訪問前のマップ情報が信頼の入り口になるため、ここでの誤認は機会損失にもつながりかねません。

② 「探している人」に見つけてもらいやすくなる

Googleマップはローカル検索の要です。正確なカテゴリを設定しておけば、「◯◯市 整骨院」「△△町 保育園」などの検索で表示されやすくなり、地図経由での流入が期待できます。
実際に、店舗やクリニック、学習塾などではビジネスプロフィール整備後に問い合わせが増加した例も少なくありません。

③ 同業他社と差別化できる

Googleマップの情報を放置している事業者も少なくありません。そこで自社だけが正しいカテゴリ・丁寧なプロフィール・分かりやすい写真を整備していれば、それだけで競合との差別化になります。
予算をかけずにできる施策として、非常にコストパフォーマンスの高い取り組みです。

④ 情報が“整理されている会社”という印象に

Googleマップでの表示は、ユーザーにとって「会社の顔」でもあります。
正しく整えられたビジネスプロフィールは、ユーザーに「きちんとしている会社」「対応が早そう」といったポジティブな印象を与えやすくなります。

次は、アトラボでご支援できる内容をご紹介します。Googleマップの最適化だけでなく、ホームページやWeb全体の戦略的な整備とあわせて対応可能です。

Web制作と合わせてGoogleマップ整備も対応可能です

アトラボでは、ホームページの制作やリニューアルと合わせて、Googleマップやビジネスプロフィールの整備支援も行っています。
「店舗の場所が違う」「マップ上のアイコンが変」「営業時間が更新されていない」など、日々の運用で後回しになりがちな情報整備を、Web戦略の一環としてトータルでご提案します。

たとえば、以下のようなお悩みに対応可能です。

  • リニューアルしたホームページの内容とGoogleマップの表示が一致していない
  • オーナー権限の引き継ぎ方法がわからない
  • どのカテゴリや情報が適切かわからない
  • 多言語対応や写真追加など、もう少し詳しい情報発信をしたい

Googleマップは、WebサイトやSNSと同じく「見つけてもらう」ための大切な入口です。アトラボでは、Web全体の戦略とあわせて、実際の運用や更新の手間を見越したアドバイスや対応も行っています。

小規模な修正・アドバイスレベルから、ホームページ全体の見直しまで、お客様の状況に応じた柔軟なご提案が可能です。
「どこに相談すればいいか分からない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

Googleマップにおける店舗や施設の表示内容は、ユーザーにとって最初に接する「企業の顔」とも言える重要な情報です。
カテゴリやアイコン、営業時間、位置情報などが正しくないだけで、機会損失やイメージの誤認が発生するリスクもあります。

近年では検索行動の多くが「Googleマップ経由」で行われていることから、Webサイトと並ぶ“情報発信の起点”として、きちんと整備しておくべき時代になっています。
特に中小企業や個人事業主の場合、無料で始められる・変更できる点でもメリットが大きく、コストを抑えた集客・信頼構築にもつながります。

「何が表示されているのか把握できていない」「誰が管理しているかわからない」「直したいけど方法がわからない」といった場合は、まずは一度チェックするところから始めてみましょう。

アトラボでは、ホームページ制作やリニューアル時だけでなく、Googleマップやビジネスプロフィールの整備についてもご相談いただけます
地域密着で信頼される会社づくりを、Webからお手伝いします。

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