「理想のホームページ」に近づく!依頼前に整理しておくべき40のデザイン要望ポイント

ホームページの制作やリニューアルを検討する際、担当者の頭にはさまざまな希望が浮かぶはずです。
「とにかくカッコよく」「スマホ対応は当然」「問い合わせが増えるようにしたい」など、どれも大切な視点です。

しかし、それらの希望を制作者側にうまく伝えられず、「なんか違う」「思っていたのと違う」と感じてしまうケースは少なくありません。
その大きな原因のひとつが、“デザインの要望を言語化できていない”ことにあります。

プロに依頼するとはいえ、自社の「こうしたい」「こんな風に見せたい」という意図を明確にすることで、仕上がりのクオリティも、社内外への納得感も大きく変わってきます。

この記事では、ホームページ制作会社に依頼する前に準備しておきたい30のデザイン要望のチェックポイントを、4つのカテゴリに分けてご紹介します。
「まだ明確なイメージが湧いていない…」という方でも、読み進めながら考えを整理していただける内容です。

ビジュアル・デザイン編:見た目の印象をどうしたい?

ホームページの第一印象は、訪れたユーザーの滞在時間や信頼感に直結します。
そのため、どのような「雰囲気」にしたいのか、事前にイメージを固めておくことが重要です。
ここでは、全体のトーンやレイアウト、配色、写真の使い方など、見た目に関わる要望を整理しておきましょう。

  • 01.落ち着いた雰囲気にしたい?明るくポップ?スタイリッシュ?(全体のトーン)
  • 02.ターゲット層に合わせたデザイン(例:高齢者向けに文字大きめ・配色やさしめ)
  • 03.背景色は白系?黒系?カラフル?ブランドカラー基準?
  • 04.フォントの印象(やさしい・堅い・読みやすい・スタイリッシュなど)
  • 05.写真のトーン(明るい・クール・温かみがあるなど)
  • 06.イラスト or 写真 or アイコンなど、ビジュアルの種類の希望
  • 07.人物写真を多く使いたい?風景・施設中心にしたい?
  • 08.動き(アニメーションやスクロールエフェクト)は必要?不要?
  • 09.ファーストビューにスライダーや動画を使いたい?
  • 10.「見出し」や「ボタン」など、強調したいパーツのスタイル感

これらの要素を、参考サイトを見ながら「この雰囲気が近い」と共有するだけでも、制作者にとっては大きなヒントになります。
ビジュアル面は感覚的になりがちだからこそ、「言葉にする」「見せて伝える」ことがポイントです。

コンテンツ・情報設計編:何を・どう見せたい?

ホームページで「どんな情報を、どんな順序で見せるか」は、ユーザーの理解度や行動に直結します。
見た目だけでなく、構成や導線の設計についても、事前に整理しておくと理想に近づけます。

  • 11.トップページでは何を一番に伝えたい?(例:商品紹介、サービスの強み、企業理念)
  • 12.会社案内・サービス紹介・お問い合わせなど、必要なページ構成のイメージ
  • 13.「よくある質問」や「お客様の声」など、安心感を与えるコンテンツの必要性
  • 14.アクセスや地図情報はトップにも掲載したい?それともフッターだけでよい?
  • 15.採用情報は独立した特設ページにしたい?会社紹介の一部で十分?
  • 16.各ページで「主役」にしたい情報は?(例:代表の想い、製品写真など)
  • 17.問い合わせや資料請求など、ゴールに向けた導線設計(どこに配置するか)
  • 18.ユーザーに読ませたい順番は?(スクロールで読ませる?クリックで移動させる?)
  • 19.トップページに表示する情報の量は多めがいい?シンプルに絞りたい?
  • 20.「読み物」や「ブログ」の導入有無(SEO対策・情報発信の観点から)

情報設計に正解はありませんが、「誰に」「何を」「どう感じてもらいたいか」を明確にすることで、より伝わるホームページになります。
まずは紙に書き出してみるだけでも、制作者との認識共有がしやすくなります。

ターゲット・利用シーン編:誰に・どんな場面で見てもらう?

ホームページは「誰に見てもらうか」「どんなシーンで使われるか」によって、最適なデザインや情報の出し方が変わります。
ターゲットと利用シーンを具体的にしておくと、制作者とのイメージ共有がスムーズになります。

  • 21.ターゲットとなる顧客層(年齢・性別・職業・地域など)は?
  • 22.既存顧客と新規顧客、どちらをより重視するか?
  • 23.BtoC向け?BtoB向け?どちらを主軸にしたい?
  • 24.閲覧される時間帯やシチュエーション(仕事中?通勤中のスマホ?)
  • 25.スマートフォンとPC、どちらからのアクセスが多そう?
  • 26.「はじめて見る人」と「何度も訪れる人」どちらを意識する?
  • 27.検索から来る人と名刺やパンフレットから来る人、どちらが多い?
  • 28.競合他社のサイトと比べて、どこで差別化したい?
  • 29.「知識がない人」でもわかるようにしたい?専門性を重視する?
  • 30.ターゲット層に合わせたトンマナ(トーン&マナー)や雰囲気は?

「どんな人が・いつ・どうやって見るのか」を想像することで、実用性の高いサイト設計につながります。
社内で話し合っておくと、ぶれない設計ができるはずです。

運用・実装編:納品後の使いやすさも考慮

ホームページは「作って終わり」ではなく、公開後の運用や更新が大切です。
デザインや機能だけでなく、「社内で誰が更新するか」「どのように使うか」といった視点も、依頼前に整理しておくとスムーズです。

  • 31.社内で誰が更新・管理を担当する予定か?(Web担当者のITスキル)
  • 32.更新頻度の高いページは?(例:お知らせ・ブログ・採用情報)
  • 33.CMS(WordPressなど)でどの範囲まで自社更新したいか?
  • 34.更新しやすい構成になっていることを優先したい?
  • 35.納品後の運用サポートや保守体制は必要か?
  • 36.社内での投稿ルールやチェック体制は整っているか?
  • 37.フォームや予約システムなど外部ツールとの連携は必要か?
  • 38.Googleアナリティクスやサーチコンソールの導入希望はあるか?
  • 39.多言語対応・アクセシビリティ対応など将来的な拡張性の希望は?
  • 40.社内のワークフローにフィットする仕様(例えばPDFアップロードなど)は?

公開後の運用も視野に入れておくことで、社内で無理なく更新し続けられるサイトになります。
更新しやすさは、長期的な成果にも直結する大切なポイントです。

まとめ:「感覚」を「言葉」にすることで、理想に近づける

「かっこよくしたい」「見やすくしたい」といった感覚的な要望は、多くの方が抱く自然な気持ちです。
ですが、それを制作者に正確に伝えるためには、「誰に向けて」「どんな印象を与えたいか」「何を伝えたいか」といった内容を、
具体的な言葉に変換していくことがとても重要です。

今回ご紹介した40のチェックポイントを活用すれば、ホームページ制作の依頼前に、ご自身の中でも要望が整理され、「理想のホームページ像」がより明確になるはずです。
その結果、制作会社とのコミュニケーションもスムーズになり、満足度の高い仕上がりに近づけるでしょう。

アトラボでは、言語化が難しい要望も丁寧にヒアリングしながら形にしていくサポートを得意としています。
「うまく説明できないけど、こんなイメージにしたい…」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。

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