ある日突然上司から「ホームページにブログ機能つけたから、書いて」と言われたときの3か条。

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「ちょっとオレより若いし、パソコン詳しそうだし」とブログを書くよう命じられることって、いろんな業種の社内で行われているんじゃなかろうか、と。普段アメブロで書いてる「日記風」なブログとは一線を画す企業ブログを書くハメの担当になったときの心得3か条を考えてみました。

WordPressなどCMSの普及により企業のWebサイト内に「社員やスタッフによるブログ」を設置するところ見かけるようになりました。
通常の更新のほかに、現場の声などが伝わってきそうな「期待感」があるので、気になる企業さんで「ブログ」を見つけると「社長のブログ」よりは「スタッフブログ」のほうが気になって見ている気がします。

けれど・・・「なんじゃこりゃー!!」と殉職シーンの松田優作並にたまげてしまうこともよくあります。
いきなり「ブログ書いて」と言われても経験がない方の場合、当然のような気がするのですが、そんな上司の命令を無理に断れなかった新米ブロガーさんのために、ちょっと考えてみましたので、ご参考に。

目的を把握すること

ホームページ内にブログを設けるのは、いろいろな理由があるはずです。
私がホームページ制作の提案をする際に合わせて「ブログ書きましょうよ」と奨める場合はだいたいこの3つ。

  • SEO対策
  • 顧客との距離感を縮める
  • すこし砕けた感じのお知らせコーナー

更新業務を継続してする可能性が低い場合には、月に数度でもブログを書くのはSEO対策上も有効です。
やっぱりキーワードは多い方が確率あがりますので。
SEO対策上重点を置く場合には、やはりターゲットとしている「キーワード」に関連する記事を書くのがいいでしょう。

「スタッフ紹介」のページなどと合わせてスタッフさんの日常などを書くブログを併用すれば、美容室やマッサージ屋さんなどお客様との距離が近い業種においては、特に「親近感」を与える効果があります。

飲食店などでは「新鮮な魚介を入荷しました!」とか、スナップ写真と合わせてブログに載せたほうが「企業っぽい」お知らせコーナーのそれよりも臨場感や鮮度が高まる気がしますよね。

公開する範囲を定めること

ホームページに載っていない情報がブログに書かれているかも、という期待を業種によっては持たれるお客様がいるかもしれません。
この期待に、応えるのも確かにスタッフにお客様が求めていることかもしれません。

しかしホームページ内にあるブログである以上は、あくまでも「企業の広報」としての範囲になります。
あまり私生活を赤裸々に語られてもドン引きするようなブログもたまに見かけますし、他のお客様とのやりとりを書きすぎてしまえば「私もここを利用したら、いろいろブログに書かれてしまう…」と不安が増してしまうこともあります。

節度のあるブログ運営を目指して、決してブログを書く担当者はひとりであっても「公開できる情報の範囲」については上司や同僚にチェックしてもらうようにしましょう。

書き終わったら次の更新日を決めておくこと

企業のブログにおいて一番ダメなのは「更新しないこと」です。
だいたい1ヶ月に1度ぐらい更新しているんだなー、という「一定」のスパンがあればいいと思うんですが、3日ぐらい更新したかと思えば、半年ほったらかし、みたいなのは「企業の信頼度」を下げてしまいます。
それなら、ホームページからは除外したほうがいいぐらいです。

「ブロガーとして」採用される方なんて皆無に等しいでしょうし、他の業務を遂行しながらなのですから、出来る範囲で定期的に更新を心がけましょう。
それにはやっぱり「次はいつ投稿するか?」というのは、ひとつ書き終えたときに決めておくのがベストです。
「毎週〇曜日、ダメなら翌日」みたいなのでもいいので、ルールを決めておくのもいいかもしれません。

仕事柄いろいろな企業さんの「ホームページ内ブログ」を拝見するのですが、「荒れてる…」と感じるのはやはり更新が滞っているのと、プライベートが多すぎる、という場合ですかね。
そうならないために、この3か条だけでもちょっと意識してみるといいかもしれませんので、ぜひ!

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