予算を抑えてホームページをリニューアルするなら?集客につながる「部分改善」の考え方

「ホームページからの問い合わせが少ないので、そろそろリニューアルしたい。でも、全面的に作り直すほどの予算はかけられない」。中小企業のお客様から、このようなご相談をいただくことは少なくありません。

そこでよく挙がるのが、「トップページだけ新しくしたい」「スマートフォン対応だけしたい」「自社で更新できる機能を付けたい」「SEO対策をすれば何とかなりませんか?」といった部分的なリニューアルです。

もちろん、これらもホームページを改善する方法のひとつです。しかし、目的が「見た目を新しくすること」ではなく「問い合わせや相談を増やすこと」なのであれば、本当にそこから手を付けるべきなのか、一度考えてみる必要があります。

実際に、反響が少ないホームページを確認してみると、アクセスがまったくないわけではなく、サービスページや実績ページもしっかり見られていることがあります。それなのに問い合わせにつながらない。そんなホームページでは、意外にもメールフォームや問い合わせまでの導線といった「出口」に問題が隠れていることがあります。

予算を抑えてホームページを改善するなら、「安く直せるところ」ではなく「成果を邪魔しているところ」から手を付けることが大切です。

今回は、全面リニューアルまでは考えていないものの、ホームページからの集客や問い合わせを改善したい中小企業の皆様に向けて、限られた予算を効果的に使う「部分改善」の考え方をご紹介します。

「部分リニューアル」の相談でよくある4つの要望

全面リニューアルまでは難しいけれど、今のホームページを何とかしたい。そんなご相談をいただいたとき、よく挙がるのが次の4つです。

①トップページだけ新しくしたい

ホームページの「顔」であるトップページを新しくすれば、全体の印象も良くなります。古さを感じるデザインであれば、見た目を整えることにも意味があります。

ただし、問い合わせにつながらない原因がサービスページや料金、実績、問い合わせフォームなどにある場合、トップページだけを新しくしても反響が大きく変わらない可能性があります。

②スマートフォン対応だけしたい

現在ではスマートフォンからホームページを見る人も多いため、スマホで見やすく、操作しやすいことは重要です。

しかし、単純に画面サイズへ合わせて表示できるようにするだけでは十分とは限りません。電話や問い合わせボタンが押しやすいか、フォームを入力しやすいかなど、スマートフォンで「行動しやすい設計」になっているかまで確認する必要があります。

③自社で更新できる機能を付けたい

お知らせやブログ、施工実績などを自社で更新できるようにすることも、ホームページを育てていくうえでは有効です。

ただし、更新機能を付けただけでは集客は増えません。「誰に向けて、どのような情報を発信するのか」「更新した情報を問い合わせへどうつなげるのか」まで考えて、初めて更新機能が活きてきます。

④SEO対策でアクセスを増やしたい

問い合わせが少ないと、「もっとアクセスを増やせばよいのでは?」と考えてSEO対策を検討する企業も多いでしょう。

もちろん、本当にアクセス数が不足しているのであればSEO対策は重要です。しかし、すでに一定のアクセスがあるにもかかわらず問い合わせにつながっていない場合、さらに訪問者を増やすだけでは根本的な解決になりません。

部分リニューアルで大切なのは、「何を直したいか」から考えるのではなく、「なぜ問い合わせにつながっていないのか」を確認してから、改善する場所を決めることです。

まず確認したいのは「本当にアクセスが少ないのか?」

「ホームページから問い合わせが来ない」となると、真っ先に「アクセスが少ないからでは?」と考えてしまいがちです。しかし、実際には一定数の人がホームページを訪れているにもかかわらず、問い合わせにつながっていないケースも少なくありません。

まずはアクセス解析で現状を確認する

そこで部分リニューアルを考える前に確認したいのが、現在のホームページのアクセス状況です。

Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを利用すれば、どのくらいの人が訪れているのか、どのページがよく見られているのか、スマートフォンからのアクセスがどの程度あるのかなどを確認できます。

たとえば、サービスページや料金ページ、施工実績・導入事例などがある程度読まれているのであれば、少なくとも「興味を持った人がホームページまで来ている」ことになります。

人が来ているなら「その先」を疑ってみる

アクセスがあるにもかかわらず問い合わせが少ないのであれば、SEO対策やWeb広告によってさらに訪問者を増やす前に、「なぜ問い合わせまで進まないのか」を考える必要があります。

サービスの魅力が伝わっていないのかもしれません。料金の目安が分からず不安なのかもしれません。実績や事例が不足していて、会社を信頼できるか判断できない可能性もあります。

そして、意外と見落とされやすいのが、「問い合わせたいと思った人が、スムーズに問い合わせできるようになっているか」という点です。

アクセスが少ないなら「入口」を増やす対策が必要ですが、アクセスがあるのに反響が少ないなら、まず「出口」に問題がないかを確認する。これだけでも、リニューアルで優先すべき場所は大きく変わります。

反響が少ないホームページは「出口」に問題があることも多い

ホームページにはアクセスがあり、サービス内容や実績ページも読まれている。それなのに問い合わせが少ないのであれば、ぜひ確認してほしいのが「出口」までの設計です。

ここでいう出口とは、単にメールフォームが設置されているかどうかではありません。ホームページを見て興味を持った人が、「相談してみよう」「見積もりをお願いしてみよう」と思ったときに、迷わず次の行動へ進めるようになっているかということです。

問い合わせボタンは、すぐ見つかりますか?

よくあるのが、問い合わせフォーム自体はあるものの、そこへ移動するボタンが分かりにくいケースです。ページの一番下までスクロールしなければ表示されない、メニューの中に埋もれている、スマートフォンではボタンが小さく押しにくい、といったホームページもあります。

せっかく「相談してみよう」と思っても、その瞬間に問い合わせ方法を探さなければならなければ、お客様の気持ちは冷めてしまうかもしれません。

メールフォームが「面倒」になっていませんか?

問い合わせフォームそのものにも注意が必要です。会社名、部署名、役職、住所、電話番号、FAX番号など、最初の問い合わせでは本当に必要なのか疑問に感じる項目まで必須入力になっているケースがあります。

特にスマートフォンでは、入力項目が増えるほど負担も大きくなります。まず相談してもらうことが目的なのであれば、最初に必要な情報だけに絞るという考え方も必要です。

「お問い合わせ」だけでは行動しにくいこともある

もう一つ見直したいのが、「お問い合わせ」という言葉だけで終わっていないかという点です。

初めてホームページを訪れた人にとっては、「こんなことを相談してもいいのかな?」「問い合わせたら営業されるのでは?」「まだ見積もりを取るほどではないのだけれど……」と迷うことがあります。

そこで、「まずはご相談ください」「概算見積もりをご希望の方はこちら」「○○についてのご質問もお気軽にどうぞ」など、どのような相談を受け付けているのかを具体的に伝えるだけでも、問い合わせへの心理的なハードルを下げることができます。

ホームページの「出口戦略」とは、メールフォームを設置することではなく、興味を持ったお客様を迷わせず、安心して次の行動まで導くことです。

ホームページ全体を作り直さなくても、問い合わせへの導線やフォーム、その直前に掲載する情報を見直すだけであれば、比較的コンパクトな改修で対応できる場合もあります。予算を抑えながら集客力を改善したいときこそ、まず確認したいポイントです。

「お問い合わせ」以外の出口も考えてみよう

ホームページの出口というと、「お問い合わせフォーム」と「電話番号」を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、ホームページを訪れた人すべてが、その場ですぐに問い合わせたいわけではありません。

「少し興味がある」「もう少し詳しく知りたい」「他社と比較しているところ」という段階のお客様にとって、いきなり「お問い合わせ」は少しハードルが高いこともあります。

お客様の検討段階に合わせて出口を用意する

そこで考えたいのが、問い合わせ以外にも複数の出口を用意することです。業種やサービスによって、さまざまな方法が考えられます。

  • 無料相談を申し込む
  • 見積もりを依頼する
  • 資料・カタログを請求する
  • サービス資料をダウンロードする
  • 来店・相談日時を予約する
  • 現地調査を依頼する
  • LINEで相談する

たとえば、「お問い合わせはこちら」よりも「無料相談はこちら」「まずは概算見積もりを依頼する」と書かれている方が、お客様はボタンを押した後に何が起こるのかをイメージしやすくなります。

「まだ問い合わせるほどではない人」とも接点をつくる

すぐに商談へつながらなくても、資料をダウンロードしてもらったり、LINE公式アカウントに登録してもらったりすることで、その後も自社を知ってもらうきっかけをつくることができます。

特に検討期間が長い商品やサービスでは、「今すぐ問い合わせる人」だけを対象にするのではなく、将来のお客様との接点をどう残すかという視点も大切です。

「お問い合わせ」という一つの出口だけを用意するのではなく、お客様の検討段階に合わせて「次にできること」を用意する。それだけでも、ホームページはより営業につながりやすいツールになります。

最小限のリニューアルなら「問い合わせまでの導線」を直す

ここまで見てきたように、ホームページにある程度のアクセスがあり、サービス内容も見られているのであれば、全面的に作り直さなくても改善できる可能性があります。

限られた予算でリニューアルするなら、まずは「お客様が問い合わせるまでの道筋」に絞って見直してみましょう。

問い合わせフォームだけを直せばよいわけではない

大切なのは、メールフォームそのものだけではありません。お客様がサービスを知り、興味を持ち、会社を信頼し、問い合わせを決断するまでの流れを一つの導線として考えることです。

たとえば、次のような順番で確認していくと、改善すべき場所が見えやすくなります。

  • サービス内容や自社の強みが分かりやすく伝わっているか
  • 料金や対応範囲など、検討に必要な情報が掲載されているか
  • 実績・事例・お客様の声など、判断材料が十分にあるか
  • 各ページから問い合わせ方法がすぐに分かるか
  • 問い合わせフォームは入力しやすいか
  • スマートフォンでも迷わず操作できるか

必要なページだけ直すという方法もある

確認した結果、問題がサービスページと問い合わせフォーム、その間の導線に集中しているのであれば、その部分だけを改修する方法もあります。

トップページを全面的に作り直したり、すべてのページのデザインを変更したりしなくても、問い合わせボタンの配置を見直す、実績や料金などの判断材料を追加する、フォームを使いやすくするといった改善は可能です。

「最小限のリニューアル」とは、単に直すページを少なくすることではありません。問い合わせを妨げている場所を見つけ、成果につながる部分へ優先的に予算を使うことです。

そのためにも、「トップページだけ直す」と最初から改修範囲を決めてしまうのではなく、まず現在のホームページを確認し、どこを改善すれば効果が期待できるのかを整理することが大切です。

もちろん、全面リニューアルした方がよいケースもある

ここまで部分改善についてご紹介してきましたが、すべてのホームページが部分的な改修だけで十分というわけではありません。

現在のホームページの状態によっては、小さな修正を何度も繰り返すより、思い切って全面リニューアルした方が結果的に効率的なケースもあります。

部分改善では解決しにくいホームページもある

たとえば、次のような状態であれば、ホームページ全体を見直すことも検討した方がよいでしょう。

  • スマートフォンで非常に見づらい、操作しづらい
  • 掲載されている情報が古く、現在の事業内容と合っていない
  • ページ構成が複雑で、必要な情報を探しにくい
  • サービス内容や会社の強みが十分に伝わっていない
  • 更新が難しく、情報を追加しにくい仕組みになっている
  • 古いシステムを使用しており、セキュリティや運用面に不安がある

こうしたホームページに問い合わせフォームだけを新しくしても、その手前でお客様が離れてしまえば十分な効果は期待できません。

「安く済ませること」が目的にならないようにする

部分リニューアルのメリットは、必要な場所へ絞って予算を使えることです。しかし、数年にわたって小さな改修を繰り返した結果、合計すると全面リニューアルに近い費用がかかってしまうこともあります。

だからこそ、「今回はどこまで直すのか」だけではなく、今後このホームページを何年間使っていくのかという視点も必要です。

大切なのは「できるだけ安く済ませること」ではなく、「無駄な費用をかけず、これからの集客に必要なところへ適切に投資すること」です。

部分改善で十分なのか、全面リニューアルした方がよいのか。最初からどちらかに決めるのではなく、現在のホームページの状態と今後の事業展開を踏まえて判断することをおすすめします。

アトラボの考え方|リニューアルは「どこを直すか」から考える

アトラボでも、「問い合わせを増やしたいけれど、全面リニューアルするほどの予算はない」というご相談をいただくことがあります。

そんなとき、私たちが最初から「ではトップページだけ作り直しましょう」「SEO対策をしましょう」と決めることはありません。まず確認したいのは、現在のホームページのどこに問題があるのかということです。

アクセス数だけでなく「お客様の動き」を見る

アクセス解析を確認し、どのページが見られているのか、どこから訪問しているのか、問い合わせまでどのように移動しているのかを確認します。さらに、実際の営業現場でよく聞かれる質問や、お客様が契約前に不安に感じることなども、ホームページ改善の大切なヒントになります。

その結果、アクセスそのものが不足しているのであればSEOやWeb広告が必要かもしれません。サービスの魅力が伝わっていないのであればコンテンツの改善が必要です。そして、十分に読まれているのに問い合わせが少ないのであれば、フォームや導線を優先して改善するべきでしょう。

必要なところだけ直すのも立派なリニューアル

ホームページ制作会社に相談すると、「全部作り直さなければならないのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。しかし、現在のホームページに活かせる部分があり、数ページの改善だけで課題を解決できるのであれば、それも有効な選択肢です。

反対に、部分改修を繰り返すより全面リニューアルした方が将来的な費用を抑えられるのであれば、その理由をきちんと整理したうえで検討することが大切だと考えています。

アトラボが考えるホームページリニューアルの目的は、「新しく作り直すこと」ではなく、「今ある課題を見つけ、成果につながる状態へ改善すること」です。

限られた予算だからこそ、何となく見た目を新しくするのではなく、どこへ予算を使えば問い合わせや集客の改善につながるのかを考える。そんな「優先順位のあるリニューアル」を私たちは大切にしています。

私たちのホームページ制作に対する考え方 | 千葉でホームページ制作なら【 株式会社アトラボ 】
「WEBの力で集客を」がアトラボのホームページ制作業務のコンセプト。オリジナルデザインでユーザーがわかりやすい・使いやすいコンテンツを目指し、確かな効果を発揮するホームページを構築してまいります。

まとめ

ホームページからの問い合わせが少ないからといって、必ずしも全面リニューアルが必要とは限りません。また、「トップページだけ新しくする」「スマートフォン対応だけする」「SEO対策をする」といった部分改善が、必ず成果につながるとも限りません。

大切なのは、まず現在のホームページを確認して、「なぜ問い合わせにつながっていないのか」を考えることです。

アクセスそのものが少なければSEOやWeb広告などの入口対策が必要です。一方、すでに一定のアクセスがあり、サービスページや実績なども読まれているのであれば、問い合わせフォームやボタンの配置、入力項目、問い合わせ前の判断材料など、「出口」を見直すことで改善できる可能性があります。

もちろん、ホームページ全体が古くなっていたり、現在の事業内容と合わなくなっていたりする場合には、全面リニューアルした方が効率的なこともあります。

最もコンパクトで効果的なリニューアルとは、「直すページを減らすこと」ではなく、「成果を妨げている場所を見つけ、そこへ優先的に予算を使うこと」です。

「予算が限られているから、できることが少ない」と考える必要はありません。まずは今のホームページを分析し、どこを直せば成果につながるのかを整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。

私たちのホームページ制作に対する考え方 | 千葉でホームページ制作なら【 株式会社アトラボ 】
「WEBの力で集客を」がアトラボのホームページ制作業務のコンセプト。オリジナルデザインでユーザーがわかりやすい・使いやすいコンテンツを目指し、確かな効果を発揮するホームページを構築してまいります。
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